美しい箸づかいで食べ進めていくまゆたん
続いて登場したのは焼き魚。
先生「焼き魚の皮は、食べられるなら食べましょう。皮は残さなきゃいけない、なんてことはないんですよ。魚は頭の近くから食べ始め、尾に向かって食べ進めていきます。片側を食べ終わったらひっくり返さず、骨を取って食べます。添えられている“はじかみ”も食べられるんですよ。会席料理では食べられないものは出てきません。はじかみはお魚を食べ終わったあと、白い根の部分をかじり、赤い部分は残します。端っこだけ噛むから、“はじかみ”なんです」
「これ、飾りだと思ってました……」と、まゆたん。勉強になりましたね。
先生「はじかみは葉生姜の一つですので、動物性のものを食べたあとに口をさっばりさせてくれる効果があります。同じような効果を持つものが、刺身に添えてある“つま”。つまと言えば大根の千切りがほとんどだと思いますが、つまにまで醤油をかけて召し上がられている方をたまに見かけますが、本来の意味を成していません。刺身のような生臭いものを食べたあとで、大根で口をさっぱりさせて欲しいという、料理人の方からの気遣いなんですよ」
刺身を食べるとき、普通に大根の千切りにも醤油とわさびをかけて、わしゃわしゃ食べちゃってました……。うーん、反省。
続いて登場したのは煮物。
先生「煮物の器は大変熱くなっていますから、持ち上げて頂くのは難しいと思います。蓋を取り皿にして頂きましょう。『アップトゥボーイ』の連載でもお話ししましたが、煮汁までしっかり頂いてしまって構わないですからね」
マナーについて学びながら、デザートまでしっかり完食。さすがまゆたん!
先生「今日、田村さんとお食事をご一緒させていただきましたが、食事のときの姿勢、箸の持ち方もとてもきれいですし、必要最低限の知識さえ身に付けていただければ、どこに出て行っても恥ずかしい思いをされることはないと思います! ぜひ、田村さんの食レポをテレビで拝見できる日を楽しみにしています」
田村「え~! うれしいです。ありがとうございます。マナーを学ばせていただくことは初めてだったのですが、知らないことが多すぎて、ちょっと危機感を持ちました。先生からお話しいただいた通り、人からどう見えているかということを今まで以上に意識したいなって思います。それと、先ほど煮物を頂いたときに、煮汁を残して食べ終わろうとしたら先生から“もったいない!”とアドバイスをいただいて。私自身、煮汁まで飲み干すのは、はしたないことなのかなって思っていたんです。そういうふうに正反対に認識していたことも結構あったので、これから自信を持って日本料理を楽しみたいと思います」
風間先生、ありがとうございました。
次回の修行もお楽しみに!!
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