間もなく発売の30thシングル『好きというのはロックだぜ!』でも、選抜メンバーとして活動。各誌グラビアはもちろん、テレビやラジオでの活躍も印象的な“まゆたん”こと、4期生最年長メンバー・田村真佑。当連載では、そんなまゆたんが真の意味での「大人」になるべく、さまざまな学び、修行を体験していきます!

第2回のテーマは「浴衣の着付け」。実は『アップトゥボーイ』では浴衣の撮影をする際、ほとんどの方は自分では浴衣の着付けができないので、「着付け師」の方に撮影現場にお越しいただいて、浴衣を着付けていただくことが多いのですが、それはまゆたんも同じ。

以前、ご自身がレギュラーを務めるラジオ番組『レコメン!』でも、”今年の夏は浴衣を着るお仕事をしたいです”とお話しされていましたが、着付け師さんがいないプライベートでは気軽には着れないんだとか。まゆたん推しの担当編集としては、もっともっとまゆたんの浴衣姿が見たい!! と思っていたところ、インターネット上で「浴衣や着物はコツさえつかめば一人で簡単に着れるようになりますよ」と、着付け指南をされている先生を発見!

髪型も含めて、着付けはバランス!?

ということで今回は、東京都板橋区で着物の着付け教室「つるみね」を運営している増田あさか先生にご協力いただき、1人でも簡単に浴衣を着付けできるメソッドを教えていただきました。

 

では、早速着付けのレッスンに入っていただきましょう。

先生「『アップトゥボーイ』のほうではポイントを絞って解説させていただきましたが、こちらではもう少し詳しく見ていきますね。浴衣の着付けのなかで一番ハードルが高く感じてしまうのは帯の結び方だと思うのですが、今は“半幅帯結び”という、蝶々結びをして後ろに回すだけっていう、簡単な結び方が流行っていることもあって、意外と手軽に着れてしまうんですよ」

 

まずは、洋服の上から腰紐の結び方の練習をしてみましょう。

先生「浴衣の場合は紐も最小限で、腰ひもを腰に一本、胸に一本、そしてあとは伊達締めだけですごくシンプルなんです。その分、それぞれの紐をしっかり締めないと、着たときに浴衣が緩み、だらしなく見えてしまいます」

腰ひもの位置は、腰骨のぐりぐりする場所とウエストのあいだ。ここでしっかり縛ります。締め方が緩いと着崩れの原因になってしまいます。紐は片わな結びにし、結んだ先の紐は外に出てこないように縛っている内側に入れてしまいます。

さて、ここでまゆたんには洋服からいったん肌着姿になってもらい、改めて浴衣を着ていきます。

先生「肌着の上に浴衣を羽織っていただいたら、まず見るのが後ろ襟の部分ですね。襟足がきれいに見えるよう、少し空けて着るイメージです」

 

『アップトゥボーイ』本誌でも触れた通り、今日のまゆたんの髪の結び目がやや下方にあり、ボリュームがあるため、バランスを考えてかなり後襟を空き気味にしています。「うなじがとても綺麗なので見せないともったいないです」と先生。

さて、ある程度後ろの襟の位置を決めたら、前合わせをし腰紐を締めていきます。大切なのが浴衣の裾の長さ決め。足のくるぶしぐらいに端が来るように調節します。「後ろから見てかかとが見えているぐらいが涼しげに見えて可愛い」(先生)とのことです。これより短いと子どもっぽくなり、長いと野暮ったく見えてしまうそう。

▲浴衣は裾の長さがポイント

次は後ろ襟の抜けを自分で作っていきます。ここで襟の抜け具合を最終的に決めます。「ご自身で腰のあたりを引っ張って、衣紋(後ろ襟)に空きが出るように調節してみましょう」(先生)

▲先生の動きをしっかり見て真似をするまゆたん