北海道のFM NORTH WAVEで放送中のタイ専門番組「Sabaai Sabaai! Thailand」。11月13日の放送に、タイでの楽しい日常と“マイペンライ(気にしない)”な人々との出会いを描いたコミックエッセイ『タイのひとびと』を出版した漫画家・小林眞理子がゲスト出演した。

ジェスチャー、たどたどしい日本語から感じる温かさ

この番組は、タイ国政府観光庁公認タイランドスペシャリストのディレクター城野康子が、現地取材を交えつつ、タイのエンタメやタイの歴史や伝統文化、タイの最新情報など、さまざまな角度から微笑みの国・タイの魅力を紹介。タイをさらに楽しく、より深く知ってもらう番組となっている。ちなみに、「Sabaai Sabaai! Thailand」のSabaai(サバーイ)とは、タイ語で「心地よい、元気だ」という意味。

そんなタイのスペシャリストである城野が「今、一番話を伺いたかった方」だというのが漫画家の小林眞理子。タイに馴染みのある城野は、ページをめくるたびに「そうそう!」「あるある!」と思わず声に出して読み進めるほど、日常描写に共感したと興奮気味に紹介した。

まずは小林がタイに魅了されたきっかけから。初めてタイに行ったのは、なんと妹が勝手にタイ旅行のツアーに申し込んだのだと明かした。それまで海外のいろいろな国を旅行してきたが、タイを訪れたときに「ここだ!」と感じ、それから毎年通うようになったという。

▲タイといえば屋台料理 写真:loveberry / PIXTA

続いて、タイの食堂や屋台の話題へ。

城野が食堂に入ったとき、メニューがすべてタイ語で何を注文していいかわからず困っていたら、店員がジェスチャーでどんな料理か伝えてくれたり、また別の食堂では、たどたどしい日本語で話しかけてくれたりと、タイの人々の温かさを感じたというエピソードを披露。

▲小林眞理子:著『タイのひとびと』(小社刊)より

小林もこれには同意して、屋台でも店員にイヤそうな顔をされたことは一度もなく、おいしいものを紹介してくれるなど、親切にしてくれる人ばかりだという。

また、言葉がわからない状況で、そうしたチャレンジをしながら注文した料理がおいしかったとき、そのおいしさが2倍にも3倍にも感じ、感動もひとしおだと小林は話した。

また、城野が『タイのひとびと』を読んでいて印象的だったエピソードとして挙げたのが、「歩道上に突然現れる意味不明な出っ張り」。

これに関しては、小林も楽しみながら歩くそうで、日本であれば「危ない」と感じるが、タイだとなぜか「これを作った人もいろいろあったのかな」と受け入れてしまう自分が不思議と語った。

▲小林眞理子:著『タイのひとびと』(小社刊)より

二人が共通してタイに行って感じることは、日本と比べて「心の許容範囲が広い」「他人に完璧を求めない優しさ」だと言い、それが自分たちにとっては、とても居心地がいいと共感しきりだった。

最後に小林と城野が体験したアメージング・タイランドを、1人でも多くの方に感じていただきたいとアピールしてコーナーは終了した。


<プレゼントキャンペーン>
『タイのひとびと』重版を記念してプレゼント企画を開催! 貴重な色校正紙に著者・小林眞理子先生の直筆サインを入れて抽選で3名様にプレゼント!!
詳細は【クランチ&ガム】コミックス公式Twitterで→ @Crunch_GUM