2020年、結成された年にメインを張っていた3人のメンバーが離脱! 巨大なピンチに見舞われつつも、2期生3人が加入しさらにパワーアップ。圧倒的なパフォーマンス力で人気拡大。21年のTIFメインステージ争奪戦でも見事に勝ち抜きブレイクの期待がかかるマイディアだったが、そこに更なる危機が…!? 4thワンマンへの気持ちも高まる後半戦!
ピンチとチャンスが同時に来た去年の夏
――2022年……去年の夏は、東京国際フォーラムで3rdワンマンからの夏フェス大量出演で、まさに“この夏マイディア売れる!”って感じでしたが、5月に美咲優羽さんが体調不良で長期離脱決定、夏フェス幕開けの『超NATSUZOME2022』の直前にオリジナルメンバーの篠崎麗さんの卒業発表、そしてワンマンが直前にコロナの影響で延期といきなり超波乱の展開でした。
東條 ワンマンの延期は衝撃だったし残念やったけど……。本当に“今から考えると”なんですけど、あの時点で国際フォーラムに行きたいと思ってくれとる人って、正直目標より少なかったと思うんですよ。それが、去年の夏フェスでマイディアに興味持ってくれる人がめっちゃ増えて、その後の9月にワンマンになったおかげでSチケット売り切れになったし、あれだけ客席が埋まったんだと思う。去年の夏フェスは本当にデカかったです。“今年の夏はマイディア売れるよ!”ってちょっと前からずっと言われてて……。
水城 本当かぁ!?
東條 ……みたいな感じやったけど、この夏で、今まで経験してきたことを活かしてなのかわからんけど、メンバー同士の仲も深まってきてたし、グループとしても良い感じになってて。本当に1年前の夏フェスと全然違う! 会場の一体感が! 初めて見た景色だと思いました。人生で一番楽しい夏だった。
咲真 手応えがめっちゃあったな。麗が抜けるのも大変やったけど、それを乗り越えたから強くなれた感もあると思います。何かわかりやすく、踊ってくれてる人が増えたんですよね。関ヶ原(『SEKIGAHARA IDOL WARS2022 関ケ原唄姫合戦』)とか、もう圧倒的で!
水城 まず、うちらのオープニングSEが流れたら人がガ〜ッと来て、いちばん踊れる『トーキョーガール』って曲があるんですけど、そのイントロが流れたときも、ドドドド〜ッて人が走ってくるのがいっぱい見えて!
咲真 先輩のFES☆TIVEさんで、よく見てて憧れてた光景やったからマジでうれしかった! こんなにマイディアの曲を知ってて、振りまでやってくれる人が増えたんやっていう。
――フェスで強いっていうのは、固定ファン以外にもライブでの強さが着実に広がってるということですよね〜。
咲真 あと去年の夏フェスは、2期生の成長がすごかった。
夢実 やった〜!! その時期に新しいライブのやり方を学びました。バレエをやってたから、ちゃんとダンスを見せたいって意識が強くて、お客さんを見ながら踊るっていうのができなかったんですけど、夏の時期にそれができるようになって、ファンの人も増えたんです。本当のライブの楽しさを知った夏でした!
――篠崎麗さんは、卒業発表後の夏フェスはほとんどお休みという形になって、そのパートの7割くらいを葉山さんが引き継いでましたが、葉山さん的にはどうでしたか?
葉山 最初に麗ちゃんのパートをやったSPARKってフェス(『SPARK 2022 in YAMANAKAKO』)の動画は見れないですね。“うわ〜〜!!(頭抱え)”ってなる。麗ちゃんはめちゃくちゃ歌が上手で、パートも大サビとか重要なパートが多かったんですよ。私はそれまで歌割も少なかったし、真ん中に立って歌うことがなくて、もうそれだけで緊張して仕方なかった。それでいつも来てくれるファンの人に“どうしよう? 麗ちゃんみたいに歌えない!”って言ったら、“そのときは、かえちゃんの歌割なんだから、自分が歌いたいように歌えばいいじゃん”って言ってくれて……。今だってまだまだなんですけど、夏フェスの期間にだんだん良くなった実感もあって、歌うのが楽しいって気持ちに変わってきましたね。
東條 夏フェスの締めくくりがアットジャム(『@JAM EXPO2022』)で、そこで横浜アリーナのメインステージに立たせてもらって。ああゆうステージの気持ちよさって特別で、やっぱすごかった! また味わいたい。本当にヤメられんなと思っちゃいました。