お互い「優良物件」が残っていたとコンビ結成

――その後、それぞれ解散を経ておミュータンツを結成されましたが、コンビ結成はどちらから声をかけたんですか?

川嶋 前のコンビを解散してから、バイトして同期の悪口をツイッターの下書きに保存して終わるだけ、みたいな期間を過ごしてたんですよ。その生活を始めて1年くらい経ったタイミングで、宮戸から「一緒にやってみない?」って連絡をもらいました。

宮戸 そうですね。当時、僕の相方が急に「コーヒー屋になりたい」と言って辞めちゃったんで、おもちに「やってみない?」って連絡しました。前のコンビのときからネタを見てて、二人でネタ作ったらいいかもと思ってたんで。

川嶋 その頃はもう5年目くらいだったんで、ピンで続けている同期で組みたい人がいなかったんですよ。だから、急に優良物件から連絡がきたんでうれしかったですね。

宮戸 僕からしても、おもちは優良物件だったんで。むしろ、誰とも組んでなかったほうが不思議なくらい。まあ一発目のネタはめちゃくちゃすべりましたけどね(笑)。

川嶋 「CYBERJAPAN DANCERS、曲から入るヤツ」ってコントで、めちゃくちゃスベりました。設定は面白いかなと思ったんですけどね。

宮戸 ちょっと早かったのかもしれないです。のちのちウケるようになった感じはあったので。

――普段のネタ作りはどうしているんですか?

宮戸 そうですね。キッカケはおもちが持ってきてくれることが多いんですけど、そこからは二人で話し合って広げています。

川嶋 宮戸は映画とかもよく見てるんで、引き出しの数が他の人とは段違いなんですよ。だから、こういう感じでやりたいみたいにニュアンスで伝えても、すぐに「〇〇みたいなやつね」って具体的なイメージにしてくれるんで、ありがたいですね。

――YouTubeでも最近見たエンタメの話をされてますよね。

川嶋 してますね。

宮戸 まあ、言っても趣味なんで、僕にとっては映画見るのも寝てるのも同じ感じです。だから「映画300本見ました」とか恥ずかしがらずに言ってる人は信用できないですね。

▲二人ともエンタメへの造詣は深い

Supremeの店員ものまねが生まれたのは復讐から!?

――宮戸さんといえば、Supremeの店員ものまねもYouTubeなどで投稿されていますが、やり始めてから認知度やファン層に変化はありましたか。

川嶋 あれを初めてから人生変わったよね。

宮戸 Supremeだけ買う人生になっちゃいました(笑)。

――ものまねを始めたキッカケは?

宮戸 コーヒー屋になった元相方が服好きで、服の仕事をしたがってたんですよ。なので、解散するときに絶対こいつがやりたかった仕事やってやると思って、始めたんですよ。そいつには恨みがあるんで(笑)。

この前、Supremeの店員ものまねをキッカケに、セレクトショップのFREAK'S STOREさんとアクセサリーのコラボさせてもらったんですけど、その元相方が栃木のFREAK'S STORE本店の横で、掘っ立て小屋みたいなコーヒー屋をやってるんですよ。そこから俺の広告が見えるから、泣きながらコーヒー作ったって話を聞いたときは、目バキバキで寝れなかったです。うれしくて、“やってやったぞ!”と思いましたね(笑)。

――元相方さんからしたら、かなりうらやましかったでしょうね。始めた理由はどうであれ、これだけ続けていることがすごいなと思います。

宮戸 もう3年くらいやってますかね。僕の中ではもう150回くらいは飽きてるんですけど、いまだに初めて見てくれる人がいて「こんな店員さんいるんですか?」ってDM来たりするんで、まだコスろうと思います。

川嶋 それこそYouTubeのラジオは、Supreme入りで聴いてくれる人もいますから。僕はいまだに「右のおばさん誰?」って言われますよ(笑)。

宮戸 ちゃんとおばさんと思われてるのが面白いよね。

――宮戸さんのチャンネルから来た人からしたら、謎が多いかもしれませんね(笑)。公式のプロフィールでも性別は非公開にされてますもんね。

川嶋 特に深い意味はないんですけど(笑)。ただ、宣材写真でも女装してるし、ネタもほとんど女装してるんで、ミステリアスなほうがいいかなって思って。特に理由もないんで、そろそろ非公開じゃなくてもいいかなと思うんですけど。