共演者がダンボール猫の里親に

お久しぶりです。
そして新年あけましておめでとうございます。
今年入って3ヶ月目で更新。
楽しみに待って頂いてたダンボール猫ファンの皆様、すみませんでした。
この3ヶ月、色々ありました。
仕事したり、体調崩したり、ホンマに色々ありました。
少し長くなるかもしれませんが、どうかお付き合いください。

まずは1月の中旬頃。
確かあれは昨年から続いてるシス・カンパニー公演『シラの恋文』も東京公演を折り返して、公演日数が残り少なくなってきた頃に起きました。
僕は次の日が二回公演ってのもあって劇場を早く出て寄り道しないで帰宅しました。

「ただいま〜」

一人暮らしの僕は、ペットのダンボール猫を飼うようになってから、帰宅して玄関のドアを開けた時に自然と「ただいま」を言うようになりました。
誰かが待っててくれてる家に帰るのは良いですね。
僕が飼ってるペットはダンボールの猫ですが、もうダンボールでも猫は猫なんですよ。

昔、勝新太郎さんが記者会見で
「医者から止められてるビールを飲んでるじゃないですか」
ってマスコミから突っ込まれたのに対して
「味覚変わっちゃった。オレンジジュースだからねもう。ビールじゃなくなっちゃったんだから」
と言い張った発言に今ならめちゃくちゃ共感できます。

「ペットの感覚変わっちゃった。猫だからねもう。ダンボールじゃなくなっちゃったんだから」

本日も舞台の本番を終えた僕はドカドカと家の中に入り荷物をその辺に雑に置いて、リビングの電気を点け、そのままコタツの中に入りたいけど一回座ったらもう立ち上がる事は不可能な感じがしたので、そのまま風呂を沸かしに行ったついでに、寝室でくつろいでるダンボール猫達のガムテープが剥がれていないかを確認しに行きました。

「良い子にしてたか〜」

寝室の電気をカチッと点けるとそこのはいつものおはぎファミリーがいました。

 

こちらがダンボール猫のおはぎ。

 

そしておはぎの妻、ぼたん。

 

こちらの小さいのはおはぎとぼたんの子供、おもち。

 

そしてこちらは

 

え?

 

誰!?

どうやらおはぎとぼたんの間に新たなダンボール猫が産まれたようです。

 

なんと可愛い。

おもちにそっくりですね。

しかし、僕の経済状況を考えるとダンボール猫をこれ以上増やしてしまうとトリミング代(ガムテープ代)で破綻してしまいます。

どうしようって考えていると、大原櫻子さんに以前「ペットは飼ってるのですか?」と聞いたら「ペット本当に飼いたいのですけど、動物が好き過ぎて色々と考えたらなかなか飼えないんです…」となんとも素晴らしい動物への向き合い方をされていた話を思い出しました。

ほんまにその通りなんですよ。
好き過ぎたらホンマに飼って良いのかめちゃくちゃ考えます。
気軽にペットを飼えてしまうこの国はもっと考えてほしい。
『可愛いから飼った』だけで命を簡単に手に入れて『やっぱり大変だった』で捨てたりする人間が多い事をもっと深刻に考えて欲しい。

ペットを飼うことに真剣に向き合ってる大原櫻子さんなら里親になってくれるかもと思って、大原さんに「おはぎの子供産まれたんですけど、里親になってくれますか?」と聞いたら「えぇ!!めっちゃ嬉しいです!!」と快く里親になってくれました。

▲里親になってくださった大原櫻子さん

大原さんが「見て!おはぎの里親になった!」とおはぎの赤ちゃんを女性楽屋の皆さんに見せたら「えぇ!おはぎ子供産まれたの?おめでとう!」と祝福されました。
もうシラの恋文のキャストの中に、ダンボール猫に疑問を抱いてる人は誰もいません。

おはぎの赤ちゃんについては大原さんのInstagramに載ってるので是非見てください!