モーニング娘。を卒業後、初となる写真集『 Lively 』 を発売した工藤遥。ソロ写真集５作目となる今回の舞台は、目下女性たちの間で人気急上昇中の国・べトナム。インスタ映えすることで話題の場所も多い都市、ホイアン・ダナンにて撮影された今作は、自然体で抜け感のある大人っぽさと昔から変わらない元気いっぱいの無邪気な姿、その両面が見られる１冊。過去の写真集よりボリューム増の全160ページで、彼女自身のこれまでとこれからを語ったロングインタビューも収録。見ごたえたっぷり、メモリアルな写真集に仕上がった。

今回の『NewsCrunch』では、惜しくも選に漏れた写真を公開。インタビューと合わせて全３回の連載をお楽しみください。

破天荒な子供だったと思います                                         

――柔軟な思考に変化してきたんですね。

工藤　自分も変化するし、周りも変化するんだなっていうことがわかって勉強になった１年でした。でもプライベートの近いところだけじゃなくて、それこそ今はハロー！の現場にMCとして戻ったりすることもありますが、自分が外に出てた２年の間に随分変わったなと思いますね。

――新しいメンバーも続々と増えてきていますからね。昨年のカウントダウンコンサートで卒業後初めてハロー！の現場に立った感じでしたが、久しぶりの古巣はいかがでしたか？

工藤　ファンの皆さんやメンバーは変わらずに接してくれて嬉しかったのはもちろん、ハロー！のいろんなグループを平等な目線でみれるようになったのでシンプルにファンとして楽しめましたね。でも、自分はもうここには戻ってこれないんだなっていう感覚はあって。「あ、自分はOGなんだな」っていう気持ちにもなりました。

――ちなみに、今のハロー！で気になるグループやメンバーは？

工藤　ん～、誰ですかねぇ!?　BEYOOOOONDSは面白いなって思います。新ユニットとして駆け出してる、あの頑張っている感じが応援したくなっちゃいますね。みんな才能も実力もすごくあってポテンシャルがめちゃくちゃ高い子たちなのに、ちょっとネタっぽいことを本気でやっているあの感じがいいなって思います。モーニングの15期の３人もすごくいいなって。10年くらい遡ったモーニング娘。っぽい感じがしませんか⁉　まだあんなにピュアな中学生が残ってたんだ！　っていう純粋な驚きがありますね。

――工藤さんもハロプロエッグ加入時はもう棒みたいに折れそうな細くて小さい小学生だったわけで……。

工藤　あははは(笑)！　事務所に入ったのは10歳で今より身長が20センチも小さくて。いろんな人たちが私のことを面白がってくれて、本当に周りに恵まれた10年でした。後悔はなし！　あ、反省はいくらでもありますよ(笑)。自分でもなかなか破天荒なタイプだったと思います。しっかりしてるねって言って頂けることも多かったんですけど、実は優等生風(笑)。子供なりの強がりみたいな。弱みは絶対握られたくない！　みたいな部分もあったので。でも、これからはいよいよ本当の大人になるわけだから、“風”じゃなくてしっかりしていかなくちゃいけないなって。でもなるべく等身大でいたいなとは思います。

――この先の10年のビジョンはありますか？

工藤　30歳ですか……イメージは全く湧かないですね。でも10歳から20歳までの10年より早い気がします。私も誕生日を迎えてから年が明けるまでの体感30秒くらいなので(笑)。でも結婚とかは現実的じゃないというか。まずは仕事ですね。制服が着られるうちに着たいし、映像作品にももっと出たい。「ここならハローに恩返しができるかな」っていうタイミングがきたら、武道館で宣言したことですが、自分の主演の作品の主題歌をモーニング娘。にやってほしい。その夢は叶えたいですね。

――仕事以外で、この10年はこうやって生きていこうみたいなことは？

工藤　女優としても１人の人間としても、いろんなものに触れるっていうのは続けていきたいですね。あと、もうちょっと感情のままに動けるようになりたいです。自分の意見もちゃんと持って、対等に言えるようになりたいし。シンプルに「素直の生きる」がテーマですね。

――なるほど。いいですね！　これからも素敵に輝く工藤さんを見守っていきたいと思います!!