ウォーキングで人生が変わった人もいる
さて、Aさん、Bさん、Cさん3人に共通していたことは、体力や体型、健康に自信を失いかけていたということです。「不調がある→動かなくなる→疲れる→内向的になる→笑顔がなくなる」、そんな悪循環の淵にいました。
そういう状況でたまたまウォーキングをスタートできたのはラッキーでした。ウォーキングは本当につらい人でも、その手軽さから気楽にやってみようと思わせるものがあります。それが大きな長所です。
そして血行促進効果が高いため、筋肉系の凝り固まりを治していきます。そうなればもうすべては好循環を起こしているのです。もし、あのまま負のスパイラルにいたとしたら、ゆくゆくは「免疫力の低下」は避けられなかったと思います。
つまりは大きな病気のリスクも大きくなっていたのです。それを思えば「人生が変わった」と言っても、まったく大げさではないと思います。明日からでも気軽にはじめることが出来るウォーキング。まずは通勤時間にいつもより少し長く歩くことからはじめてみませんか?
消極的なあなたにこそ勧めたい!
人間の性格は、簡単には変えられないものです。たとえば、何か新しいことをはじめようとするときに、「向こう見ずだが積極的なタイプ」と「慎重に判断するが消極的なタイプ」の二つに大きく分けられると思います。これはなかなか変えるのが難しい種類の「性格」です。ところがウォーキングの効果として、みなさん口々に「積極性がアップする」と口を揃えるのです。
これはウォーキングをはじめてみて、「やって良かった!」と体験的に感じていることが、「はじめの一歩を踏み出して良かった」という精神的な部分につながっているのではないでしょうか。
おそらく消極的なタイプの人が実際にウォーキングをはじめてみて、効果の有無がわからないうちは「このまま続ける意味があるのだろうか?」と慎重になるのは自然なこと。でもそこで、「お金もかからないし、消耗するほど激しい運動でもないし、自分に合わなければすぐにやめればいいし」とリスクテイクをして、やってみようと判断したわけです。
小さな一歩の先にあるのは達成感、満足感そして幸福感
大人になると環境を変えること、新しい経験をすることが少なくなっていきます。何かを変えたいと思っていても、しがらみがありフットワーク軽く動くのが難しい場合もあります。
そういった中でも「ウォーキング」は気軽にスタートできる点から、一歩踏み出す喜びを得やすいのかもしれません。さらに、その結果として大きな収穫にもつながります。つらく苦しい、悩みの種だった身体の不調が消え去り、スッキリした気持ちと、達成感と、身体が軽やかに、爽やかに動くことの幸福感を得られたのです。
そして歩くことの大切さも実感します。たとえ一歩は短くても、正しいフォームで歩けば、すぐには疲れることなく、いつまでも継続できるのがウォーキングの特徴です。一歩、また一歩と踏み出し続けることにより、大きなことを成し遂げられることを知っているのです。新しいことへの一歩を踏み出すのに消極的でもいい、しかしウォーキングが積極性をアップさせるのは間違いありません。