4月30日に発売となる≠MEの10th両A面シングル『モブノデレラ/神様の言うとーり!』。
TVアニメ「甘神さんちの縁結び」の2ndクールエンディングテーマとしてOAされ、2月1日さいたまスーパーアリーナにて開催された≠ME 6周年コンサート「≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」でパフォーマンス初披露された『神様の言うとーり!』と、「物語の最後に報われるシンデレラとは違い、決して主人公にはなれないその他大勢の役名の無い“モブ”として生きている私、そして誰もが持つ孤独感や絶望」を表現した、≠MEにとって表題曲としては初の悲しく切ない、そして美しいメロディーのミディアムバラード曲となる『モブノデレラ』。
この2曲について、メンバーの尾木波菜と蟹沢萌子に聞いた。
セリフに注目『神様の言うとーり!』
――4月30日にリリースされる10thシングル『モブノデレラ/神様の言うとーり!』、まず『神様の言うとーり!』ですが、凄くポップで明るい曲調で、≠MEの皆さんの魅力がふんだんに発揮された曲だと感じました。おふたりはこの曲についてどんな印象をお持ちですか?
尾木波菜(以下、尾木):『神様の言うとーり!』はTVアニメ『甘神さんちの縁結び』2ndクールのエンディングテーマです。私自身アニメが凄く好きで、アニメのテーマソングを担当することに対して憧れがあったので、とても嬉しかったです。作品も拝見して、私は愛しさや心地よい暖かさを作品全体から感じたので、その思いと、指原さんからいただいた歌詞を組み合わせて、自分たちが表現できることは何かな? ということを考えて、自己表現できたかなと思っています。

蟹沢萌子(以下、蟹沢):こんなにハッピーな気持ち100%で歌えるラブソングは、私達も歌っていて楽しいですし、ライブで披露させていただく時は、客席の皆さんが一緒に楽しくコールしてくださるのでとても嬉しいです。先ほど波菜ちゃんも言っていましたが、『甘神さんちの縁結び』の世界観ともたくさんリンクしている曲で「小指結んだ糸はどんな色?」という歌詞があるんですが、ステージにいる私たちと、客席にいるファンの方々の間に、小指の糸が結ばれるような楽曲になっているんじゃないかなと思います。
〇≠ME(ノットイコールミー)/ 10th Single『神様の言うとーり!』【MV full】
――いいですね! ちなみにコールはどこで起こるんですか?
蟹沢:間奏のところですね。イントロでもファンの皆さんが声を出してくださいます。
尾木:この機会に萌子に聞いておきたい事があります! 1番と2番で私と萌子がそれぞれセリフを言うパートがあるんですが、あのパート、長くて緊張しない?
蟹沢:緊張する! でも波菜ちゃんはいつもバッチリセリフに気持ちを込めて、時間内に収めているから凄いと思う。
尾木:嬉しい!!! 萌子もとても上手だよ!
蟹沢:ありがとう!
尾木:指原さんが書いた歌詞のセリフのパートが、萌子にぴったり過ぎて“指原さんは凄い!”と思ったのと、これが公開されたらファンの方はまた新しい萌子の魅力に気づくんだろうな、と思いニヤリとしていました(笑)。
蟹沢:(笑)私は波菜ちゃんがセリフを言う時、ちょうどダンスのフォーメーションが波菜ちゃんの真後ろになっちゃうので、MVでは波菜ちゃんがセリフを言う姿を正面から見られて、凄く可愛くて。ファンの皆さんはその顔をライブのたびに見ているんだと思うと、少し羨ましい。私はいつも波菜ちゃんの背中からトキメキを感じています。

赤いリップとカツ丼
――背中からもトキメキを感じられるって凄いですね。「神様の言うとーり!」というタイトルにちなんで、おふたりがしている願掛けやジンクスのようなものがあったらお伺いしたいのですが。
尾木:≠MEが結成された=LOVE姉妹グループ オーディションのときに、合格できるかどうか凄く不安だったこともあり、自分が安心できるものを持っていきたかったんです。私は女子校出身なのですが、同じ部活のあこがれの先輩が誕生日プレゼントでくださったリップを持っていったんです。
その先輩が凄くカッコよくて、自信があるように見える方で、くださったリップもパキッとした赤色で。このリップを持っていけば、私も自信を持ってオーディションに臨めるんじゃないか、と思ってずっと握りしめていました。握りしめすぎて、終わる頃には手の中で温まっていたんですが(笑)、本当に自分の心の支えでしたし、今でも大切にしています。
――素敵なお話ですね…!
蟹沢:素敵…! 私のほうは、すこしワンパクな話になっちゃいます。
尾木:ワンパク!?(笑)
――ワクワクするトークの出だしですね(笑)。
蟹沢:(笑)同じく≠MEが結成された=LOVE姉妹グループ オーディションの話になるんですが、私も合格したい想いが強くて、「勝つ」という意味を込めて、前日にカツ丼を食べたんです。
尾木:その気持ちは大事!
蟹沢:でも、アイドルのオーディションの前日はそんなに重いものを食べてはいけないよな、と今になっては思います(笑)。
尾木:たしかに。
蟹沢:それでも、当時の私は願掛けとしてやれる事はやっておこうと思って、カツ丼を食べて気合を入れました。
