ドール(西洋人形)になりきりライブ配信する「ドール配信」で人気のクリエイター・桜川シュウ。日本のみならず世界でも注目される彼女が、このたび結婚をしたというニュースが飛び込んできた。

昨年、Newsクランチ!では取材をしていたご縁もあり、結婚式に呼んでいただけることに。“クリエイターの結婚式っていったい何をするんだろうか……?”と気になった編集部員が、“結婚式を取材して記事にしてもいいですか?”と聞くと、ありがたいことに快諾してくれた。ということで今回は、クリエイター・桜川シュウさんの結婚式をレポート!

ド派手なピンクのランウェイが目に飛び込んでくる!

4月中旬、都内で行われたクリエイター・桜川シュウさんの結婚式。挙式をするホテルに向かうと、ロビーには写真やイラストの数々が並べられていた。そして、披露宴会場に入るといきなり驚くべきものが目に入ってくる。ど真ん中にピンクのランウェイがあったのである!

▲会場の真ん中にピンクのランウェイが

いきなりの先制パンチを食らったのち、いよいよ披露宴が始まる。まずは、新郎新婦が自作のオープニングムービーからスタート。ドールランドを舞台にした動画は、さすがクリエイターというクオリティーだった。

▲自作のOPムービーからスタート!

そして、新郎新婦が入場。新郎は黒のタキシード、新婦は純白のドレス。ピンクのランウェイを歩くと、会場からは歓声が起こった。

▲黒のタキシードと純白のドレスに身を包んだ新郎新婦

ウェルカムスピーチでは、新郎新婦が参列した方々に感謝の言葉を述べる。その後、プロフィール紹介のコーナーへ。新郎は『ス●イ大作戦』の音楽に合わせたムービーを流し、新婦は『プロ●ェッショナル 仕事の●儀』を模したムービーで会場を沸かせた。

新郎上司の祝辞を経て、ウェディングケーキの入刀へ。両家の母から子へのラストバイトを終え、新婦から新郎へファーストバイトが行われたのだが、ここで動きが! なんと新婦の手にはピンクのダンベルが握られていた。そして、その端にはスプーンが。

▲ケーキ入刀にまさかのダンベル登場!

「クリエイター」「社長」「クリエイター講師」の3つの顔を持つ桜川シュウの体力を表しているかのようだった。その特製スプーンで大きくケーキを取り、新婦が新郎の口へ近付ける。覚悟を決めた新郎は一口でケーキを食べ、ファーストバイトは大成功に終わった。

▲ダンベルスプーンでケーキを頬張る新郎

新郎同僚の軽妙な乾杯の挨拶が終わると、歓談の時間に。このタイミングを待っていましたとばかりに、新郎新婦の友人、同僚たちがピンクのランウェイへ次から次へとなだれ込む。みな、素敵な笑顔で写真を撮っている姿が印象的であった。

▲新郎新婦との写真撮影タイム。たくさんの人が押し掛ける

歓談の時間が終わると、お色直しのため、新郎は兄、新婦は妹とともに中座。その間、新婦の友人・MAyb TU'sdayがパフォーマンスで会場を盛り上げる。

▲新婦の友人・MAyb TU'sday(写真右)がパフォーマンス

しばらくして、会場にピンク色の箱と新郎が入ってきた。新郎の手にはハサミが握られている。そのハサミで箱をカットすると、中から薄紫のドレスに着替えた新婦がでてきた!

▲箱の中からお色直しした新婦が登場!

お色直しをして、再びのフォトタイムを終えると、新郎の職場の後輩2人がセンターマイク1本で漫才を始める。さすがは某大企業で働いているだけあって、この大舞台でもテンポのいい漫才を披露。会場には笑い声が響き渡った。

そんな笑い声が冷めやらぬまま、別の人物のパフォーマンスが始まる。新郎新婦だけでなく、参列している方々の席まで行き、何名かを引き連れて、ランウェイに戻ります。音符を持たせ、その音符を打つ仕草をすると、どこからともなく素敵な音色が奏でられます。そんなパフォーマンスをされたのは、某テーマパークでもお馴染みのパフォーマー「しらすさん」。素晴らしいパフォーマンスに、会場に拍手が巻き起こった。

▲パフォーマー・しらすさん(写真右)が会場を沸かせる

さらにその勢いのまま、祝電が続き、お祝いムービーが流れる。そこに映ったのはなんと、YouTube登録者数1600万人を誇るSATOYU。サプライズだったようで新郎新婦の2人も驚きの表情。とても面白いムービー内容で、人気YouTuberの実力を見せた。

披露宴も終盤に差し掛かり、手紙朗読、ウェイトベアなど感動の場面が続く。その後、新郎の父上からの挨拶だったのだが、この父上の挨拶がすごかった。ユーモア溢れるスピーチで集まった参列者に感謝を告げる。クリエイターを射止めた新郎の父上。やはり只者ではない。

そんな父上から最後の挨拶のバトンを受け取った新郎が、ビシッと締めくくった。そして、当日の挙式、披露宴の様子の動画が流れながら、新郎新婦が退場し終了となった。

クリエイターの結婚式は、やっぱりド派手ですごかった。新郎新婦の工夫を凝らした演出はもちろんのこと、会場スタッフの方々、パフォーマンスを披露した友人、みんなが素敵な結婚披露宴になるよう、力を合わせたのだ。会場にいた参列者全員が笑顔に包まれた素晴らしい結婚式であった。