「お客さんは来てくれるだけでありがたいんですけどね」

ーツアーラストの東京凱旋公演の会場は新宿Fu-。単独の会場としては小さめですが、何か思いがあってのことですか。

零士「マセキ(芸能社)に入ってすぐ、僕ら『バーガンディレッド』っていうライブに出ることになったんです。このライブ、簡単に言うと“事務所は面倒見ません、オーディションも振りません、あなた達だけで頑張って下さい”っていうライブだったんですよ」

山口「2018、2019年くらいのことですね」

零士「当時はモグライダーさん、しゃもじ(現ハンジロウ)さん、曇天三男坊(現TCクラクション・古家曇天)さん、カントリーズさんとかが出ていて、芸人の中で“やるしかねぇよな”っていう空気があったライブでした」

山口「集客40人を切ったら、ライブ自体終わりだとも言われていて」

零士「本番直前に39人しかいないぞってなって『誰かに連絡しろ!』『ひとり来てくれることになりました!』『よかった~!』ってね?」

山口「一番盛り上がっているライブにしようという気持ちでやってましたね。そこから、まずモグライダーさんが『M-1』決勝に行って」

零士「“ここから決勝に行けるんだ”って勇気をもらいましたし、ナメんじゃねぇ! っていう気持ちを発散させてたライブでした。そこから、ライブに出ていたメンバーを事務所がちゃんと見てくれるようになって。それをやっていた場所がFu-だったんです。だから、思い出の地で大盛り上がりしようっていうことですね」

ーそういう意味での“凱旋”でもあるんですね。

零士「そうです。『バーガンディレッド』はすごかったんだと思ってもらいたいし、
あそこにいた俺らが全国を回らせてもらえるようになったんだということも示したいしね」

山口「そう。(今頑張っている芸人に)夢を見てもらいたいよね」

零士「どんな状況に置かれても関係ねぇよっていうところを見せたいです」

カナメストーンさんへのインタビュー記事は、発売中の『+act. (プラスアクト) 2026年8月号』に全文掲載されています。