ばっしょーのライブからたくさんの元気をもらった!
――なるほど。ちなみに昨年の活動休止中はいかがでしたか? やっぱり、ばってん少女隊のことは気になりましたか?
春乃 グループのこと、メンバーのこと……気になってちょくちょくネットで情報をチェックしたり、秋のツアーはライブ映像(地元の長崎公演)を送ってもらって見ましたが、とても不思議な感じでした。ばっしょーのライブなんだけど、そこに自分がいない。でも、それでステージが成立していたので、安心もあったんですが、「私、戻れるのかなぁ~」という不安のほうが大きかったですね。雰囲気もすごくよかったので「私、戻ってもいいんだろうか?」って。
――それは複雑な心境ですね。
春乃 でも、いちばん感じたのは「アイドルってすごいなぁ~」っていうことです。ライブ映像を見ていたら、いつのまにか笑顔になっていたんですよ。アイドルは元気を与えるものだとはわかっていましたけど、まさか自分のグループのライブなのに、こんなに元気をもらえるなんて! そのあたりは思っている以上にパワーを感じましたね。
――すごい貴重な経験ですよね。自分が所属しているグループを、半年間とはいえ、まったくの外側から俯瞰で見てきて、またそのグループに戻ってくる。なにか今後に活かせそうな気もします。
春乃 そうですよね。やってる側を一旦、離れて、完全に外側から見たことで、より強くいろいろなことを感じたのかもしれないです。自分がステージにいる映像は見たことはありますけど、これははじめての経験だったので発見も多かった。なにか活かせることがあったらいいですね。
――そんな経験を経て、ばってん少女隊に戻ってきたわけですが、やっと6人が揃ったと思ったところで西垣有彩さんが脱退。5月から5人体制で再出発することになりました。
春乃 そこは悲観的になるわけではなくて、新しいグループというか、いままでのばっしょーとはちょっと違うグループになる感覚ですよね。歌割りやフォーメーションが新しくなっていくので。5周年で一旦、区切りをつけて前向きにやっていきたいです。自分もブランクがあるので、パフォーマンスとかいろいろな面で劣ってしまっていると思うし……。
――半年間、お休みをして、戻ってきても世の中の状況もあって、ライブがまったくできないので、たしかにブランクは結構、長くなってしまいましたね。
春乃 体力的な面もそうですけど、やっぱり人に向かってなにかを伝える、という部分で感覚がなまっているかも。『びびび美少女』という曲では、体力が1曲、持つか持たないかぐらいで(苦笑)。歩くのが苦になるぐらいの筋肉痛に襲われました(笑)。だから早くメンバーに追いつかなきゃ、追い越さなきゃって。本当に今は「メンバーが鼓舞してくれている」と勝手に感じています!