8月12日、BKBことバイク川崎バイクさんの著書『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』が発売された。あの問題児のBKBが本を書いた? そして芸風と同じくアップテンポな本かと思いきや、いやはやどうしてじっくり読ませる話ばかりなんだとか。少ない情報と多くの疑問を持って、NewsCrunch編集部が本人に直撃インタビューを敢行。
インタビューの出だしからBKBギャグをいただくなど、愉快なツーリングになる予感!(バイクだけに!ブンブン!レッツゴー!) BKBと小説……。これまで見たことない“ギャップ”をとくとご覧あれ!
芸風とのギャップで興味を持ってもらえたのかな
ーー初の著書とのことですが、いまのお気持ちを聞かせてください。
BKB いやぁ、文章(B)書いたら(K)ブック(B)になるとは…! BKBヒィアー!!って感じですね。本当にBKBとしか言えない。
――出だしから最高のBKBありがとうございます(笑)! 今回の書籍は、どのような内容になっていますか?
BKB 「BKBショート小説集」と題して、世にも奇妙な“超短編"小説集になっています。不思議で少しオチがひっくり返るようなお話で、さらっと読めるんですけど、読みごたえは抜群で「2回読んだら意味が分かる」物語を集めた一冊になっています。
出だしの『花言葉』『間違える女』『Cigarette smell love?』くらいまでは、これぞTHE・ショートショートっていう話を入れました。なので、そこの話で「あっ、ショートショートってこういう意味か」って分かってもらえたらなと思います。
――ありがとうございます。お手軽に読めるんですね。
BKB ちょっと時間が空いた時に読めるし、疲れたら読むのを止めてもいい。適当に開いたページから読める……。そんな本になっています。ただ、本にするにあたって話の順番とか構成は、編集さんと一緒にめちゃくちゃ考え抜いたので、お時間ある方は最初から読み進めてもらえると嬉しいです。
――芸人仲間や親しい方々からは、書籍出版にあたりどのような言葉をもらいましたか?
BKB みんな手放しで喜んでくれました。本当に感謝です。ヒューマン中村さんは「俺も本を出したい!!」って嫉妬で狂ってました。あとは、しずるの村上。タイトルにもなっている『電話をしているふり』を読んだら「こんな話書けるの!? 妬いた! 羨ましい!」って。
誰しもが「繊細な文章は書かんやろ」っていう芸風・風貌とのギャップが驚かれている要因なんやろうなと。自分で言うのもなんですがダークホースですね(笑)。
ーー“ギャップ”というお言葉がありましたが、このギャップは意識して作られている?
BKB それはもう100%意識して作っています。ギャップ作りまくってやろうと。単独ライブとか、SNSを追いかけてくれている5%くらいの人は、きっとBKBのこの一面(小説を書いたような繊細さ)を知ってくれていると思うんです。でも、世間の95%の人は知らない。悲しいかななんですが……。この状況を逆手にとって、ギャップを作り出してやろうと。
実際、noteで僕の投稿をみた人は「BKBに泣かされるとは……」「こんな繊細な文章をBKBが書くのか……なんか悔しい(笑)」って感想もいただきました。これは褒め言葉として受け取っています。中には、ギャップが大きすぎて「これBKBが書いてないだろ! ゴースト(ライター)入っているだろ!」なんてことまで言われて。みんな、間違いなくBKBが書いているからね!!