前回、仕事で「心を病んでしまった」という衝撃的なカミングアウトをしたヨースケ。編集部にも「まさか、あのヨースケさんが……」「僕もヨースケさんの気持ちがわかります」「さらに応援したくなりました」など多くの反響が寄せられました。今回はその絶望的な状況からヨースケがいかに心身を、そしてパチンコライフを立て直したのかを赤裸々に綴っています。
夏のボーナスをまるっとつぎ込んで引っ越しを決行!
さて、前回の連載でもお伝えしたとおり、書籍『1億2000万分の1の激アツ人生』が10月23日に発売されることになりました!!
しかもね、ただ連載をまとめただけではありません。なんと新たに書き下ろした分量が100ページ近くもあるんだな、これが。まだ執筆は終わってないんだけどな(笑)。Amazonで「予約」という名の戦いはすでに始まっておる。ぜひよろしくお願いいたします。
不戦の約定、解かれ申した!
さて前回は、ちょっと暗い話になってしまいましたが、今回はその続きになります。
反(そ)りの合わない上司との付き合い方に疲れてしまった僕。
「引っ越そう」と思った理由は、少なくとも「住むところだけでも会社のしがらみから離れておけば、そこで会社に縛られることもなくなるから」ですね。もし、次もまた、似たようなことがあったら、今度はそれこそ「辞めるのもアリかもしれない」と考えたうえでの行動でした。
〇第25回
半ば精神的にズタズタになっている中で引っ越すというのは、当然ですが、それなりに大変です。引っ越しって、すごくお金がかかる話です。敷金・礼金・家賃と、まとまったお金がいります。自分で備えを作って置かなかったことが原因なので、自業自得な側面ももちろんあるんですが。
お金がないうえに仕事が上手くいかなくて、そのうえさらに引っ越ししなきゃって。それでも、タイミングが良かったというかなんというか。ちょうど夏のボーナスと重なってたんですよね。これまでに支給されたボーナスは、何かを買うわけでもなく、ホールに全部ブッコんでた僕ですが、さすがにこの時は違いました。
夏のボーナスまるっと一回分、引っ越しにつぎ込んだんだよな。それでギリギリ引っ越せました。家賃は、もちろん寮より高くなってはしまいます。それで寮があった所より田舎の安い所を探しました。