退路を断って、芽生えた覚悟
――こんな超絶美少女が、まさかの体力おばけだっだとは……。そんな北海道の田舎でのびのびと成長した子が、なぜ芸能界に?
メドウズ 個人的にやっていたインスタグラムにDMが来て。今の事務所のマネージャーさんなんですけど、わざわざ旭川まで会いに来てくれるって書いてあって。最初は詐欺だと思って無視してたんですけど。
――たしかに、それは疑っちゃいますよね(笑)。こういう世界に憧れはあったんでしょうか?
メドウズ 本当の田舎に住んでいたので、芸能界とか未知の世界すぎて……。テレビドラマや映画を観て「こういう格好いい世界もあるんだな~」っていう、ほのかな憧れみたいなのはあったんですけど、自分的には現実味が全くなかったですね。原宿はもちろん、東京にすら行ったことがなかったので。
――でも、そのビジュアルで名寄市にいたら、それはそれで目立っていたのでは?
メドウズ まず、田舎すぎて外国人がいないんですよ。メドウズっていう苗字もザ・外国人の家っていう感じだし、お父さんが英語の先生をしていたり、お兄ちゃんがイケメンでモテていたので、“その妹”って感じで(笑)。
――スカウトされたのが高校2年のときで、高校卒業と同時に上京して。名寄での生活とは全然違いますよね。
メドウズ そうですね。今の生活は2~3年前の私だったら全く想像できてなかったと思います。でも最初から戸惑いとかはあんまりなくて。
――そうなんですか?
メドウズ 好奇心があって、何でも手をつけちゃえ! っていう感じの性格なので。とりあえず東京行ってみようぜ! みたいなノリでした(笑)。
――東京でビックリすることはありますか?
メドウズ 地元と違いすぎて、ビックリすることばかりなんですが(笑)。今日も撮影場所まで電車で来ましたが、地元ではほぼ車移動だったから、電車で通えちゃう便利さとかは、すごいなと思いますね。でも、車ってプライベートな空間だから、電車みたいな公共の交通手段というのが少し苦手ではあります。
――なるほど。ホームシックになったりは?
メドウズ 今でも、たまに友達からもらったアルバムを見返すんですけど、見ただけで泣けます……。高校の卒業式は本当に悲しくて、東京へ行く日、皆が見送りに来てくれたんですけど、飛行機の中で1人ずっと泣いてて……。その日から涙脆くなった気がします。
――最初はとりあえず東京に行ってみて、という感じだったのが、今はどういう風に変化してきましたか?
メドウズ 今は、このお仕事一本で頑張っていくぞって思っています。ここに全力を注いでいます。最初は「無理だったらカナダに留学しよう」って思ってたんですね。中学のときから、大学はカナダへ留学して、将来はCAになるっていう夢があって。
でも、その道を諦めたっていうのが大きいかもしれないです。この世界に一度でも入ったからには、やっぱり結果を出したいですし、その覚悟でやっていきたいと思っています。