2020年4月に番組デビューをすると瞬く間に『ウェザーニュースLiVE』ファンの間で、美しすぎると話題となった武藤彩芽さん。そんな新人お天気キャスターの武藤さんに、ウェザーニュースLiVEの魅力やキャスターという仕事のやりがい、オフの過ごし方についてじっくりと伺いました。

ちなみに、武藤さんにとって自身初となるインタビューとのこと。せっかくなので前・後編に分けて、たっぷりお届けします! 前編は、武藤さんが語るウェザーニュースLiVEの魅力、武藤さんの1日をグラフで紹介する「あやめの1日」などを掲載!

ウェザーニュースLiVEは視聴者との距離感が近いのも魅力

――2020年の4月から、ウェザーニュースLiVEでキャスターとして活躍中の武藤さんですが、まずはウェザーニュースLiVEを知らない方もいらっしゃると思うので、簡単にご紹介をお願いします。

武藤 ウェザーニュースLiVEは、全国のお天気や気象情報などを、毎日24時間配信をしている番組です。深夜以外の時間帯を「モーニング」から「ムーン」まで6つの番組に分けて、日替わりで11人のキャスターが担当して、繋いでいく形で放送しています。

配信中にチャットや写真など、視聴者さんからの情報提供もいただいているので、視聴者さんとの距離感が近いのも魅力の1つだと思います。あ、ちなみに視聴者さんのことを弊社では「サポーター」と呼んでいます。

――24時間配信は大変ですね。6つの番組それぞれに違いはありますか?

武藤 端的にいうと、スピード感が違います。モーニングは忙しい時間帯なのでコーナーが細かく、いつ見てもその日のお天気情報を発信しています。

逆に「サンシャイン」から「コーヒータイム」は少しゆったりとしていて、ひとつのコーナーも長いです。「アフタヌーン」から「ムーン」は、お仕事や家事が終わった方が多いので、今日のお天気の振り返りと明日の情報をお伝えするなど、その時間帯にあった伝え方で情報をお届けしているのが特徴です。

私はまだ、モーニングとムーンは担当したことがないので、今後やってみたいですね。

▲笑顔で受け答えてしてくれる武藤彩芽さん

――チャットでのサポーターとのやりとりも魅力ですが、リアルタイムだからこその楽しさや難しさはありますか?

武藤 最初の方は、全然コメントを見る余裕がなかったですね。“コメントで参加頂いた方もありがとうございます”くらいしか言えなくて(笑)。

最近はコメントを見る余裕もでてきて、少しずつですがキャッチボールをしながら進行できるようになりました。でも顔が見えないやり取りで、文字だけだと感情がわからないので、どういうテンションなのかわからなくなることも(笑)。

あとは緊急事態が発生したときに、必要な情報を瞬時に判断するのがすごく難しいですね。先輩方は判断が早いので、尊敬しています。

――初出演から約半年が経ちましたが、今でも緊張はありますか?

武藤 極度に緊張することはなくなりました! デビューする前に研修があって、そこである程度の勉強とレッスンをしたんですけど、最初は不安で不安で……(笑)。通常より1時間も早く出社して気持ちを落ち着けていましたね……。

今でも緊張感はあります。毎日、天気は変わりますし、晴れでも、雨でもどんな天気でも、同じ天気は二度とないので、毎日勉強です。

――確かにそうですね。研修は具体的に何をしたんですか?

武藤 3時間の生放送なので、フリートークをすることが多いんです。なので、その練習が多かったです。これが結構きつくて……(笑)。

例えば、“ここにある水について3分話してください”とお題を出されたら、ひたすら制限時間内、話さなければいけないんです。水とかは話しやすいんですけど、カップの飲み物についてるスリーブについて5分話すっていうお題は、もうお手上げでした(笑)。私は、それがスリーブっていう名前ということも知らなくて、“なんだこれは……”って、固まってしまったのが苦い思い出です(笑)。

――スリーブで5分はきつい(笑)! 番組内のフリートークは、その研修で鍛えられたんですね。