エディー・ジョーンズHC率いるラグビーイングランド代表が「オータム・ネーションズカップ」で6日、フランス代表と決勝戦で激突。フランスは今年の欧州6カ国対抗「シックスネーションズ」で、唯一星を落としている強敵で、若手の成長著しく勢いがあるチームだ。

この日もイングランドは、前半15分にトライを許してから、終始リードを追いかける厳しい試合となった。12-19のスコアから試合終了直前にカーワン・ディッキーがモールを押し込んでトライ。ゴールキックも決まり19-19で80分が終了、試合は延長戦に突入した。

延長戦は、先に得点を決めた方が勝利する“サドンデス”方式。一進一退の攻防の中、イングランドはフランスの度重なる反則に助けられた。オーウェン・ファレルが延長後半戦でペナルティゴールを決め、勝負あり。22-19でイングランド代表が勝利を飾った。

エディー・ジョーンズHCは、延長含め100分近く戦った選手達のファイティングスピリットを称賛した。

これでイングランド代表は、2020年の「シックスネーションズ」「オータムネーションズカップ」と2つの大会で優勝し、北半球を制したことになる。エディーHCが率いるイングランド代表の快進撃は止まらない。

▲エディーHCが率いるイングランド代表の快進撃は止まらない 写真:アフロ

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