“理想のクラスを作る”ことをテーマにしたバラエティ番組『青春高校3年C組』(テレビ東京系)の、最終回スペシャルが3月31日(水)に放送される。番組内で学級委員長とアイドル部のリーダーを務めた日比野芽奈さん。まじめな優等生キャラのように見えるが、本人は「流されてばかりの“空っぽ人間”だった」と語る。そんな彼女に『青春高校』で過ごした3年間の思い出や、これからの目標について話を聞いた。
仲間と一緒に過ごす“青春”を与えてもらえた
――3月末で『青春高校』のプロジェクトが終了しますが、今の率直な気持ちは?
日比野 体感としては、ものすごく早かったです。たった3年間かもしれないけど、『青春高校』で過ごした日々は充実していて、本当にめちゃくちゃ濃いものを経験させてもらったなぁ、って思います。
――『青春高校』の活動で、とくに記憶に残っている印象的な出来事は?
日比野 う〜ん、どれがっていうのが難しいです。収録はもちろんだし、文化祭や林間学校の行事もすべて楽しかった出来事のひとつです。でも、私が『青春高校』で好きだったのは、みんなと一緒に楽屋で過ごす時間かな。
――楽屋ではどんなふうに過ごしていましたか?
日比野 みんなと他愛もないおしゃべりをしてました(笑)。おばちゃん(宇都木彩乃)が持ってきたUNOで盛り上がったり、ゲーム機を持ってきて勝手にテレビにつなげて遊んでいたら、怒られたこともありました(笑)。
スタジオの楽屋なのに、放課後の学校の教室のような感じでしたね。あとはライブや公演に向けて、みんなと汗を流して練習する時間とか、休憩時間にみんなでわちゃわちゃしている時間とか、そういう何気ないことが私はすごく好きでした。
――文化祭の準備期間のワクワク感のような?
日比野 そうですね。そういう時間が3年間ずっと流れている感じがしました。実際の高校では味わえなかった、仲間と一緒にワイワイ過ごすキラキラした“青春”を与えてもらったと思います。『青春高校卒業ライブ』(3月21日開催)に向けて毎日、テレビ東京に通って、昼から夜までずっと練習しているんです。すごく大変だけど、その時間が充実しているので、終わってしまうのが悲しいなって思います。
――3年間で感情を揺さぶられる瞬間がたくさんあったと思います。
日比野 夕方に放送されていたころは、アイドル部や、他の部活の密着ドキュメントが多くて、生徒たちが涙を流すところも放送されているけど、カメラに映っていないところでも、お互いのために涙を流したり、喜んだりする瞬間が何度もありました。
いろんな個性を持った子たちが集まっているので、時にはぶつかったりすることもあったけど、みんな本音で語り合って、お互いを認め合うことができました。今考えると、卒業ライブに向けてみんなが一致団結して頑張っているのは、そういう経験があったからこそなんだろうなって思います。
――日比野さんもよく泣いていた?
日比野 しょっちゅう泣いてました(笑)。涙もろいので、尋常じゃないくらいの量の涙が出ちゃうんですよね。ただ「今となっては笑い話だよね」って、みんなで言っているので、それも青春の1ページなのかなって気がします。