NewsCrunch編集部
“理想のクラスを作る”ことをテーマにしたバラエティ番組『青春高校３年Ｃ組』(テレビ東京系)が、３月末をもって終了する。番組に出演する生徒たちのなかでも、唯一無二のキャラクターで注目を集めた個性派・小沼綺音さん。「母親に勧められて、なんとなくオーディションを受けた」という彼女に『青春高校』の思い出や今後のことについて話を聞いた。
生徒のみんなに素敵な刺激をもらえた
――視聴者として番組を見ていたとき『青春高校３年C組』は、どんなイメージがありましたか？
小沼 生徒のみんなキラキラ輝いて、活気にあふれていて、生きていることが楽しそうな子たちだなって思いました。
――すぐに自分も番組オーディションを受けてみようと思った？
小沼 ニコニコしながら放送を見ていたら、母に「面白そうだから、受けてみたら？」って勧められて。芸能活動には興味がなかったんですけど、とりあえず応募するだけでもしてみようと思いました。
――見事、オーディションに合格して、クラスメイトの一員になりました。
小沼 一気に環境が変わってびっくりしました。あと、仲間がたくさん増えた！っていう戸惑いもありましたね。
――生徒のみなさんと打ち解けるのは早かった？
小沼 ちょっと時間がかかったけど、でも、番組内で部活がスタートしたのが、みんなとの距離が縮まったきっかけかもしれない。私はずっと軽音部に所属していたんですけど、それで否応なしにコミュニーケーションを取らなきゃいけない状況になって(笑)。話していくうちに、業務連絡だけじゃなくて、だんだんみんなの人となりもわかってきて、そこからお互いに興味を持ちつ、持たれつ……みたいな関係ができあがっていったと思います。
――小沼さんも、ほかの生徒たちに興味を持って接していた？
小沼 自分から積極的に話しかけることはあんまりなかったけど、でも、話していて悪いことはない、っていう感じでした。花火大会や遊園地に誘ってもらえたのも嬉しかったです。
――誘われて行ったんですか？
小沼 行きました(笑)。誘ってもらえるのって、やっぱり悪い気はしないというか。社会集団のなかで生活するって、こういうことなんだな、って思いました。こんなに人としゃべるようになるとは思っていなかったですけど(笑)。
――青春高校で出会った生徒の皆さんは、小沼さんが実際に通っていた学校のクラスメイトとは違った？
小沼 そうですね。青春高校は「自分はこういうことをやりたい！」という気持ちを持っている一生懸命なコが多くて、一緒に過ごしていて触発される感じがしました。素敵な刺激をもらえた感じがします。
――本音を語れる人や、気を許せる人はいましたか？
小沼 本当に生徒やスタッフの皆さんには、たくさんお世話になりました。気を許せるというより、構えなくてもいい人たちが多くて、私も自然体でいられることができたと思います。
