“理想のクラスを作る”ことをテーマにしたバラエティ番組『青春高校3年C組』(テレビ東京系)が、3月15日深夜の放送が最終回となった。番組放送以来、個性的なキャラクターの生徒たちがさまざまな企画に体当たりで挑戦。泣いたり、笑ったりしながら成長していく彼らの姿は、多くの視聴者を魅了した。

今回は、そんな生徒たちのなかから、小沼綺音さん・日比野芽奈さん・渡邉聖明さんの3名が登場。3年間の“青春”を共に過ごした仲間たちの、親密感にあふれるトークをお楽しみください。

▲青春高校3年C組スペシャルインタビュー(卒業編)

学級委員長と副委員長は“ハト”だった!?

渡邉 この3人でこうやって話すのって……。

日比野 かなりレアな気がする(笑)。

渡邉 滅多にない組み合わせだよね。部活もみんなバラバラだし。

小沼 2人(日比野、渡邉)は学級委員長と副委員長長をやってる。

渡邉 補足ありがとう(笑)。でも、僕たち3人の共通点といえば全員1期生。

日比野 たしかに。

――3人のなかでは、日比野さんが最初にオーディションに合格して、3年C組の生徒になりました。

渡邉 オーディションウィークに芽奈が出ているのを見たときに「この子は絶対に受かるだろうな」と思ってた。

日比野 わったー(渡邉)は、最初のころ「生徒会長を狙ってます!」みたいなことを言ってたよね。私はそこで対抗心が芽生えた(笑)。自分のポジションを脅かす人があらわれた! と思っちゃって。

渡邉 僕がオーディションウィークに出ていた、翌週に学級委員長が決まったんだよね。

日比野 そうそう。それで、自分が学級委員長に決まって、ちょっとホッとした思い出がある(笑)。

渡邉 にゅま(小沼)が最初に出たときもめっちゃインパクトがあった。しかも、僕たちは同い年だったから「え? このコと同い年なの!?」って衝撃がすごかった。

小沼 そんな大したことないよ。

――小沼さんは2人とどんなふうに接していたんですか?

小沼 なかなか自分から話しかけられなかったので、遠巻きに見ていたんですけど、わりと2人ともイジられキャラだったので、みんなからちょっとからかわれているのを、私は微笑みつつ見てました。

渡邉 僕たちイジられてた?

日比野 自分でも気づかないうちに?

――日比野さんと渡邉さんは“優等生”のイメージがあります。

小沼 優等生で器が大きいからこそ、みんなからイジられても広い心で受け止めていたと思う。

日比野 なるほど。俯瞰で見てるな〜。

渡邉 この3人のなかで、にゅまが一番しっかりしてるかもしれない。

日比野 見た目とのギャップがあるよね。誰よりも冷静で、考え方が大人だし、発言とか考えていることが、ほかの人とは違うなって思う。

渡邉 知的で、言葉に深みがある。ワードセンスもあって、普通の人があまり使わないような語彙がいろいろ出てくるし。

▲滅多にない組み合わせが実現

――学級委員長と副委員長でクラスについて真剣に話し合うこともありましたか?

日比野 いや私たち、そんなたいそうな者ではなくて。

渡邉 本当に申し訳ないくらいに……。

日比野 肩書きだけなんです(笑)。

渡邉 でも、僕から見て、芽奈はまとめなきゃいけないような場面で、コメントとかをバッチリ決められる人で。番組で重大発表があって、それについてのコメントを振られたときも、みんなの気持ちを汲み取りながら発言しているのが伝わってくるので「さすが学級委員長だな」って、いつも思っていました。

日比野 えぇ~、うれしい!

渡邉 途中で「委員長になりたい」っていう気がなくなったもん。「この人以外いないでしょ!」って思ってた。

日比野 最初はあんなに野心があったのに(笑)。

――小沼さんは、そんな2人をどう見ていましたか?

小沼 2人ともそんなに波風を立てるタイプじゃないので、青春高校の平和な雰囲気を象徴する“ハト”みたいな存在だな、って。

渡邉 あははは(笑)。

日比野 平和のシンボルだった!