こんにちは!ロサンゼルスからやってきました。風の時代の風雲児、風野又二朗です。
7月になって、随分と時が経ちましたね!このコラムを書いているのが7月の頭なんですけど、どうでしょうか、もう梅雨明けしましたでしょうか?まだ、ジメジメしてますか?
今は明け方、5時くらいにこのコラムを書いています。この時間がとても好きです。まだ、きっと寝ている人が多い、静まりかえった街の片隅で、静かな部屋の中で、パソコンのキーボードをタイプする音だけが響き渡る、この時間がとても好きです。
外から聞こえてくる雨音は、時折拍手のようにも聞こえてきて、風野の背中を押してくれるようで、そんな事を考えながら、今、このコラムを書いています。
背中を押してくれると言えば、今年は、アメリカのメジャーリーグで頑張っている大谷翔平選手の活躍しているニュースは、風野の背中をこれでもかと押してくれました。
オオタニサン。こうカタカナで書かれる事が多いのは、渡米した直後に大谷選手がホームランを打った時、アメリカの実況が「ビッグフライ!オオタニサン!」と叫んだところからだと記憶してます。そこから、オオタニサンの愛称は広まりました。
毎試合打ってるんじゃないかというぐらいホームランを打って、ホームラン数トップになったりしているし、ピッチャーとして投げても、チームの中で1番良い成績でトップクラスだし。
アメリカの野球の神様として伝説になっている、ベーブルースと度々比較されてるニュースを見ると、アメリカでも異次元な存在として認知されている事に、本当に驚きと嬉しさでいっぱいです。誇らしい、すごいよ、オオタニサン。
野球少年だった風野は、野茂英雄選手がパイオニアとしてメジャーリーグを切り開いた、NOMOのトルネード旋風から見てました。イチロー選手、松井秀喜選手などレジェンド達を見て、もうこの先、こんな存在は人生で見られないかもなと思ってましたから、その先輩達を越えていくようなオオタニサンの活躍を見て、本当に心が踊っています。
先日、友人から、大谷って人は何がすごいの?今更聞けないんだけど二刀流って何?みんな投げるし打てるんじゃないの?って質問されました。
そっか、風野は野球に触れてきたから、その凄さを理解していたけど、野球知らない人からしたらそうだよな。その友人はサッカー経験者だったので、こう伝えました。
『サッカーのキーパーが、得点王になってしまうぐらいの出来事なんだ』
それは無理だろ。と答える友人に、でもそういう事をしてるんだ、だからこんなにみんな熱狂してしまっている、と。
そして、何より顔もかっこいい。チームメートとの談笑を見ていると、愛されている。性格も良い。スタイルも良い。と、さらに続けました。
オオタニサンの試合が見たいが為に、休みでも試合の時間に合わせて起きるほど、今、のめりこんでいます。朝の5時プレイボールの時などは少ししんどいけど。それでも起きて見ています。
何故かって?湧き上がるんですよ!やる気が!オオタニサンが頑張って、爽やかにプレーしている姿を見るだけで、とてもやる気が出てくるんです。
例えば、今までだったら仕事で疲れて帰ってきたら、お風呂掃除とか洗い物とか、MM(まじめんどい)とか思ってたんですけど、そんな時、奮い立つんですよ。オオタニサンは二刀流頑張ってるんだから、風野も頑張ろうって!
だから、お風呂もキッチンもだいぶピカピカになってるんですよ!
これ、もしかしたら知らない人もいるかもしれない、オオタニサンエピソードなんですけど。彼、グラウンドを歩いている時にゴミを見つけたら、必ず拾うらしいんです。打席でも必ずゴミを拾ったりしてますが、不思議に思った記者が聞いたら、こう答えたんですって。
「ゴミを拾ってるんじゃないです。僕は、運を拾ってるんです」
おそらく、良い行いをすれば運が良くなる的な発想からきてるんでしょうけど、え!ナイスガイ!オオタニサン本当にナイスガイですよ。
この話を聞いてから、部屋を見渡したら、風野の部屋、めっちゃ運が落ちてました。もう全部拾っておきました。
本当に最高!オオタニサン!ショウヘイサン!本当にありがとうと言いたい!こんな時代に、アメリカから連日、漫画みたいな出来事を届けてくれて、夢を届けてくれて、心を揺さぶってくれて!
いつか、また、お会いする事ができる日がきたならば、風野の部屋がピカピカなのは、オオタニサン、あなたのおかげです!と言いたいし、何より、また新たに始めたこともあって、それはオオタニサンのおかげで背中を押されました!と言いたいです。
尊敬できる人に年齢や性別は関係ないし、良い影響をたくさん受けたい!ですよね!
メジャーリーグのレジェンドに、ジャッキー・ロビンソンという選手がいます。風野は、この選手もまた大ファンなのですが、彼は初めて黒人でメジャーリーガーになった選手です。
この選手を称えて、毎年ジャッキー・ロビンソンDAYには、全メジャーリーガーが彼の背番号だった「42」をつけてプレイします。それぐらい偉大な選手なのですが、彼が残した名言で風野がいつも心に刻んでいる言葉があります。
【不可能の反対は可能じゃない、挑戦だ】
きっと、当時のジャッキー・ロビンソンに吹いた逆風は想像以上だったと思います。それでも、できないと諦めるのではなく、挑戦し続けてやり遂げた。そして、今、この時代に大谷翔平選手が不可能と言われた事を可能にするべく挑戦している。こんなに興奮する事はありません!
色んな困難は、これからもそれぞれ、みんなにやってくると思います。でも、挑戦してさ!前向きに!そして、ゴミも運も拾ってさ!良い人生にしたいですよね!
いやあ!風野!この時代に生まれて良かった!(だって、こうやって、あなたとも巡り合う事ができたから<ウインク>)
それでは、又、風の吹く日に。