色んな顔を持つ桜に…

りほこら(む)をご覧の皆さん、
お久しぶりです。

前回おやすみを頂いたので、
4週間振りの更新となります。
皆さんお元気ですか?

 

春が訪れましたね。
私の普段よく歩く道に桜の木が
あるのですが、
日に日に蕾が膨らんでいくのを見ながら、
開花を心待ちにしてます。

桜といえば、最近美術館に行った話を。
先日ダミアン・ハーストという
アーティストの
桜がテーマとした作品の
展示を見に行く機会がありました。

その日の朝、近くで用事を終えた後、
たまたま展示についてのポスターを見かけて
興味が湧いたんです。

普段は機会があれば行きたいな
と思いつつも、
美術館に足を運ぶことは滅多にありません。
だからこそなのか、その場で行くと決まれば
胸が急に躍り出します。

美術館まで歩く間も、
チケットを買う時も、
展示室までエスカレーターを上がるときも、
何もかもにワクワクするんですね。
ライブや舞台に来てくれる方達も
こんな気持ちなのかしら。

 

今回見た作品24点は、
全て桜の木を表現した作品なのですが、
各々が全然違う印象を受け取りました。

それは色使いや、ちょっとした画法の違いで
生まれる差なのだと思うのですが、
艶っぽく見えたり、初々しく見えたり、
桜の木ひとつとっても、
こんな表現が広いのかと驚かされました。

桜の木なのに、
花びらを表現しているであろう部分に
青色や黄色が乗っていたりするんです。
桜はピンク一色のはずだけれど、
それを見て、
開花し始めた頃の桜に見えるな。とか
これは朝に見る桜に見えるな。とか、
自分の桜の記憶と繋がる。不思議です。

そういった桜の記憶って
どこか人生や命を感じさせます。

作品の前に立って、深く呼吸をしながら
しばらく見つめていました。

展示室の奥では、
ダミアン・ハースト本人の
インタビューフィルムを
見ることができるのですが、
創作についての考え方については、
画家ではない私たちでも
何度も頷けることを言っていたので、
もし機会があれば皆さんも。