朝ごはんの基本は糖質+たんぱく質!

朝ごはんを食べることで体内時計がリセットされ、体温が上がり、代謝が始まるとお伝えしてきました。ただし、それは必要な栄養素をきちんと摂った場合です。

では、1日の代謝を上げる朝ごはんとはどういうものでしょうか。それは、糖質とたんぱく質をバランスよく組み合わせたもの。この2つを朝に摂ることこそが、力強いリセット力につながります。体内での役割は違いますから、どちらか1つではなく、両方摂ることが大切なのです。

理想をいえば、そこにビタミンやミネラルが加わればなお良し。残り野菜を刻んでのせたり、前日の残りの味噌汁を飲むのもいいでしょう。バナナとヨーグルトは、糖質とたんぱく質、ビタミンも摂れる優秀な組み合わせです。

ダイエット中だから野菜だけというのは、よくあるパターンですが、これはNG朝ごはん! 野菜だけでは体内時計がリセットされず、体が飢餓状態になって、その後の食事のカロリーをため込むようになってしまいます。グリーンスムージーも同様で、それだけだと代謝が上がらず、体が冷えてしまう結果に。

リセットのためには糖質とたんぱく質が必要。野菜サラダやグリーンスムージーには、ヨーグルトを合わせたり、豆腐やキヌアを足すといいでしょう。また、ヨーグルトにグラノーラを入れたものなら、食欲がないときでもオススメ。もぐもぐ噛んで唾液を出し、食べた実感も湧きます。

▲朝ごはんの基本は糖質+たんぱく質! イメージ:tojiko / PIXTA

朝の定番といえばトーストとコーヒーですが・・・

トーストとコーヒーが朝ごはんという人も多いのではないでしょうか。その場合は、あと一工夫しましょう!

目玉焼きでも、缶詰のツナでもなんでもいいので、たんぱく質が豊富なものを一品プラスしてください。前の晩にヨーグルトを水切りしておいて、バターやジャムのようにパンに塗るのもオススメ。バターより脂質がぐっと減り、良質なたんぱく質を取ることができます。もちろん、パンに塗らずにヨーグルトのまま食べてもいいですよ。

どうしても面倒くさければ、コーヒーに牛乳を足してカフェオレにするだけでも違います。自分なりに無理のないたんぱく質の取り方を見つけてください。

▲『朝ごはんはすごい』より