プレゼンテーションキャンプ「GEM Talks」への思い

森は昨年、副会長を務めるミスワールド2018日本代表の伊達佳内子らと、世界5大ミスコンテストの歴代日本代表の有志による社会貢献団体「5 Crowns Japan」の会長として活動を始めた。その活動の一環である全国高校生プレゼンテーションキャンプ「GEM Talks」の最終決戦が、9月24日に東京の国連大学で開催された。「GEM」とは「Girl's Energy Mnifest」の略称であり、「宝石」という意味もかかっている。

▲社会貢献団体「5 Crowns Japan」の会長でもある

――5 Crowns Japanは“女の子の未来を応援するための団体”とのことですが…?

 日本のガールズたちの声を聞くと、“自分なんて”という子が多いんですよね。じつは私もそんな思いをしたことがある当事者だからこそ、彼女たちの気持ちもよくわかるんです。そこから「殻を打ち破って一歩外に出てみた」という経験を持つ立場として、子どもたちにチャンスや学びの場を与えられたらいいなと思っています。

――そのひとつが、9月に開催された「GEM Talks」なんですね。

 そうなんです。チャンスに巡り合える数が多ければ多いほど、新しい自分に出会えたり外の世界に飛び出すキッカケも増えたりするので、そのチャンスを作ってあげたいというのが一番の思いです。

――実際に予選の選考をされてみていかがでしたか?

 日本全国から動画投稿で応募があったのですが、どの地域の学生たちも非常にレベルが高くて、ビックリするほどの仕上がりでした。当日の審査員は、日米協会会長で元駐米大使の藤崎一郎氏を始め、錚々たる方々がそろっています。ファイナリストの皆さんには、どれほどすごい場で話すことができるのか、その価値を知ってほしい……! 貴重な学びの場になるだろうし、これがどなたかの目に留まり、将来の進路が決まったりもするかもしれません。開催にはそういった期待も込めています。

――決勝戦の様子は動画配信などされるのでしょうか?

 ライブ配信はできないのですが、後日、キーになるスピーチの部分などは編集してホームページやSNSで配信できればと思っています。それを見た子どもたちが、“あ、私もあれに出てみたい!”と思えるような素敵なイベントに育てていくことが今後の目標。たとえば世界に「WE Day」や「TED Talks」といったイベントがあるように、日本にも“GEM Talksがある!”と思ってもらえるほどになればうれしいですね。ぜひ楽しみにしていてください!