競泳水着、似合うんじゃない?

――なるほど。それで大学に入ってから通った養成所の期間が終わり、今の事務所の方にグラビアを勧められて、「やります!」と即決されたとお聞きしたんですけど。

林田 そうです、即決でしたね。

――普通は少し悩まれたりとか、一度家に帰って考えます、とかあるような気がするんですけど、即決というのがちょっと驚いて。

林田 はじめは自分自身そこまで本気にしてなかったんですよね。そんなにバストがあるわけじゃないし、写真を撮るタイミングで“やっぱやめようか”ってなるかなとか、始めても続かないだろうなと思ってて。即決だけど、とりあえずみたいな。

――ずっと前からグラビアアイドルをやってみたかった、みたいな気持ちも……。

林田 なかったですね。だから、さっきの芸能活動を始めたきっかけにもなった、友達に「メガネ外したら可愛いよ」とか、原宿で「スナップ撮らせてください」とか、他の方が言ってくれるから少し自信になって、やってみようかなって思う感じです。今、競泳水着もよく着させてもらってるんですけど、それも宣材写真撮影のときに「競泳水着似合うんじゃない?」って言われて、“水泳やってたから、普通の水着より着慣れてるし”くらいの感じで着て。

――なるほど、林田さんにグラビアへの先入観がなかったことが、林田さんのグラビアが注目されることにつながっているかもしれませんね。

林田 本当にそうだと思います。やってみたらすごく楽しかったし、それで知ってもらえて、いろいろお仕事をいただけるのも本当にうれしい。例えば、私がもともとグラビアをすごく好きで見ていたら、やりたいことがあって、言われたことにうまく対応できないかもしれない。それよりも、知らないからこそ、自分の形で伸び伸びできているのかなと思います。

――林田さんの写真からは、その“伸び伸び”がすごく伝わってきます。そんな自然体な林田さんが、グラビアをやるときに心がけていることはありますか?

林田 うーん、例えば「グラビアのために運動してますか?」とか「体型維持のための秘訣は?」って聞いてくださることも多いんですけど、ここ最近まで、本当にやってなくて(笑)。

――えー! それであのスタイルを維持していたんですか?

林田 (笑)。よくTwitterにも書いているんですけど、“食べたいものを食べさせてもらってます”って感じで。それで2年、食事制限などもせずに過ごしていたんですけど、「スタイル維持のために何かやってますか?」って言われたときに「やってます!」って答えたいがためだけに運動を最近始めました!

――あははは! 順序が逆で最高ですね!

林田 (笑)。ちょうど9月で22歳になったので、そこをきっかけに!

――グラビア撮影において、心構えや心境で意識していることはありますか?

林田 それで言うと、逆に意識しないことでしょうか。ずっと日常の延長線上でいたほうが、自分としては良いカットが撮れるんじゃないかなと思ってて。だから、撮影のときとかも喋りながら撮っていただいたりしてます。