3月30日に活動終了となるハロー!プロジェクト内のグループ“こぶしファクトリー”。中でも黒髪ロングの正統派美少女として高い人気を誇るメンバー・井上玲音(いのうえ・れい)のロングインタビューをお届け。ハロプロメンバーの写真集を多数発売、また定期的に撮り下ろしグラビアを掲載している弊社発行のアイドル誌『アップトゥボーイ』だからこそ引き出せる彼女の本音を、全3回に分けてお送りします!
第2回目の今回は、先日発売したばかりのラストシングル『青春の花/スタートライン』のお話、メンバーのこと、注目のラストコンサートについてじっくり伺います。
泣いてもいいから、笑おうぜ
――こぶしファクトリー最後のシングルがついに発売になりました。このシングルをひと言で表すとしたら?
井上 最後を思わせる曲もありつつ、次を連想させる曲もあるので、“集大成”っていう言葉がすごく似合うなって思います。こぶしの曲で、バラード調っていうのは最初の頃全然なくって。途中からバラードやミディアムテンポの曲も頂けるようになったんですが、その集大成として『青春の花』があり、私たちの勢いとお客さんとのライブでの一体感の集大成として『スタートライン』っていう楽曲に繋がっているのかなって思います。
――最後に出すCDとして、ここまで相応しいものってなかなかないですね。
井上 本当にそうだと思います! リリースイベントでもお客さんが泣いてくれたりするんですよ。もらい泣きしちゃいます。危ないです(笑)。
――れいれい的には笑って見送って欲しい?
井上 泣かないでとは言わないですね。泣いてもいいから笑おうぜって感じです。泣き笑い、みたいな。
――最近泣いたのは?
井上 はまちゃん(浜浦彩乃)が『天まで登れ!』(ハロプロ研修生とJuice=Juiceのコラボレーション楽曲)を歌っている今のハロプロ研修生を見てたんですね。そのはまちゃんの背中を見て泣いちゃったんですよ。
――はまちゃんの背中で(笑)。
井上 「頑張ってきたね」みたいな感情になっちゃって……。「はまちゃん大きくなったね」みたいな(笑)。
――親かっ!! 同じメンバーの目線ではない(笑)。
井上 なんなんですかね、変な次元に入っちゃったのかも(笑)。でも本当にこぶしのメンバーとしての活動は、『青春の花』のタイトル通り、青春です。この5年間がなかったら多分今の私もいないので。メンバーの皆とは同じグループじゃなかったら仲良くなってなかったんじゃないかなって思うくらい、性格がバラバラなんですよ。
――そうなんですか! それは意外です。
井上 行きたいところも違えば、食べたいものも違って、オフの日も全然会わないし、みたいな。でもパフォーマンス面では意味わかんないくらい意見があったりするので。本当に不思議な仲だなって思います。
――好きとか嫌いとかではなく、個性が全然違う5人が集まったのがこぶしファクトリーというグループで。性格はバラバラでも、アカペラとかをやらせたら息がぴったり、という。運命的な出会いだったんですね。