フリーアナウンサー・新保友映の「あの人に聞きたい!」 -加藤友康氏(第3回)-

 沖縄のリゾート施設もひとつひとつにコンセプトを

新保 今回はまず、沖縄のリゾート展開からお聞きしてもよろしいでしょうか。

加藤 もちろんです。みなさんご存じのように、沖縄にはリゾートホテルが多くあります。こここでもスモールラグジュアリーのような考え方が必要になりますが、KPGが手掛けているのは『カフー リゾート フチャク コンド・ホテル』というリゾートホテルでして、沖縄の恩納村(おんなそん)にあります。こちらの特徴は「分譲型のホテル」でして、このビジネススタイルも私たちが日本では先駆的にやらせていただきました。約300名のオーナー様がいらっしゃいますが、皆様にとても喜んでいただき、資産価値も上がっているということで、1つの日本の成功事例と言えるでしょう。

そして、沖縄本島の中部に位置するのが『オキナワ グランメールリゾート』です。こちらはもともとあった建物をリノベーションしたものですが、300ルームひと部屋ひと部屋がテーマを持っていまして、プロスポーツのキャンプや、団体、ファミリーのお客さま、また車椅子や盲導犬同伴のお客さまにもご利用いただいております。ちょうど今(※取材時の2月中旬)、広島カープ様がキャンプ地で使用するホテルにもなっています。

沖縄屈指のリゾートホテル『カフー リゾート フチャク コンド・ホテル』の客室は全室ご覧のオーシャンビュー!
『オキナワ グランメールリゾート』は沖縄独特のアットホームで温かみのあるおもてなしで、スペシャルな沖縄旅を彩ってくれる 

新保 そうなんですね、私はプロ野球のキャンプ取材にも行くのですが、それは存じ上げませんでした。

加藤 嬉しいことに、広島カープ様にはずっとご利用いただいています。またインバウンドにも対応すべく、英語、韓国、台湾、中国語、外国人のチームも雇用しています。そして3つ目が『グランディスタイル沖縄 読谷 ホテル&リゾート』です。こちらは初めて、13歳未満の方は入場できないという、年齢制限を掛けた沖縄のホテルです。コンセプトは旅慣れた大人が「沖縄を美しくしなやかに遊ぶ」で、大人のリゾートと位置付けています。「内でゆっくりしていただく」という全室スイートの分譲型です。

 

新保 ひとつひとつにしっかりとしたコンセプトがあるというのはビジネスのヒントになります。

加藤 おっしゃるとおりです。実際、『カフー リゾート』は人気が高く、お客様からとても喜ばれています。そのため2021年開業予定の「アクア」というテーマで隣地に新たな建物をつくっています。

新しい沖縄の過ごし方を提案する『グランディスタイル沖縄 読谷 ホテル&リゾート』は、大人が楽しむホテル&リゾート