年齢を感じさせないアイドルに！

――アイドル活動についてもお伺いしたいと思います。大阪から東京に拠点を移してから半年が過ぎました。ソロでの活動スタートがキッカケでの上京だったわけですが、以前から東京での活動は意識されてたんでしょうか。

八木　あまり口に出したことはありませんでしたが、“20代のうちに東京に出たい”と密かにずっと思ってたんです。私が姫路出身の田舎者だったので、漠然とした都会への憧れがあったのと(笑)、芸能活動を始めた頃に、周りの大人に「この仕事をするなら東京だ」って言われて、それを聞いてからずっと意識はしていました。29歳で上京したので、ギリギリ目標達成です(笑)！

 

――アイドル歴14年目に突入した八木さんですが、そもそも芸能界入りのキッカケはなんだったんですか？

八木　吉本興業所属の『つぼみ』というガールズユニットのオーディションに合格したことがキッカケでした。当時はとにかく芸能人になりたい、という一心でいろんなオーディションを受けていて、受かったのが『つぼみ』だったんです。歌やダンスはもちろん、お笑いやお芝居もするユニットで、いろいろ学ばせていただきました。そのなかで歌とダンスが好きだって気づいて“アイドルになりたい！”と思ったんです。

――憧れの芸能界に入ってみて、イメージとのギャップはありましたか？

八木　高校時代は学校生活との両立が大変でした。姫路から大阪に通うのって、かなり大変で。朝から学校行って、学校終わりにお母さんに車で迎えに来てもらって、車の中で着替えて……毎日その繰り返しでした。

――忙しい日々だったんですね……。やめたいと思ったことはなかったんですか？

八木　一度もないです！　活動自体が自分のやりたいことだからすごく楽しかったし、周りに同世代の女の子がたくさんいたので、友達が増えたような感じで！

――充実感を感じながら活動されてたんですね。3月まで所属されていたLovelysが解散するとなって、今後どういった道に進むか、いろんな選択肢があったと思います。ソロになってもアイドルを、と決めたのにはどのような思いや経緯があったのでしょうか。

八木　一人でも芸能活動は続けていこうと、それだけは自分の中で決まってました。でも正直、年齢を考えても、私一人でアイドルはできないだろうと考えたらすごくショックで。CDをいっぱい出したい、リリースイベントを回りたい、MVを作ってもらいたい、大きなハコでワンマンライブをやりたい……アイドル生活のなかで叶えられていない夢がたくさんあるのに、このまま志半ばで終わるんだ、と思ったらめちゃくちゃ悔しくてなってきて。

ご縁をいただいた今の事務所で「本当は歌って踊ることを続けたいんです」って思い切って伝えたら、「それがいちばん得意分野なんだから、八木ならできるよ」と言っていただいて。4月からソロアイドルとして再スタートさせていただくことになりました。

――早くも年明けには東阪ツアーの開催が決定しました！

八木　自分がいちばん続けたい“アイドル”という活動をさせていただいてるうえに、これまでなかなかできなかったツアーをワンマンでできるなんて、本当にありがたいなって感じてます。今も毎月定期ライブをさせていただいてますが、ゲストを呼んで、ライブのあいだにトークして、コラボもしてっていう感じで、常に一人で立ってるわけではないので……。

ツアーでは一人で歌って踊ってパフォーマンスできるか、今はちょっとドキドキしてます(笑)。でもそれも含めて楽しみで、いい意味でのドキドキです！　大阪公演では久しぶりに会うファンの方もいらっしゃると思うので、成長した姿を見せられたらと思います。何がなんでも成功させたいです！

――楽しみですね！　最後に、今後挑戦していきたいことや夢を教えてください。

八木　やっぱり、一番の夢はテレビに出ること！　いつか“半期のテレビ出演本数ランキング”にランクインしたいです(笑)。もちろんライブも続けていきたいですし、ツアーでも東阪だけでなく5都市とか、いろんなところへ行って、年齢を感じさせない、30歳過ぎてもアイドルできるんだぞっていうのを証明していきたいです！

――プライベートの目標もあるんですよね？

八木　はい！　中目黒のタワーマンションに住みたいです。めちゃくちゃ憧れます。できる限り高層階に住むことが最終目標なので、目標達成に向けて頑張ります(笑)。