ただのイカれた女の子たちじゃない! の証明

私にとってリリーさんって、完全にギャル友。

話している感じがギャルマインドというか、一緒にいると女子会してる気分になる。銀座の高級クラブへ連れていってもらったときも、完全にギャル友のノリ。

リリー「ねえ、BABI。あのホステスさん見てみなよ。ああいうタイプは、絶対にスポーツ選手の愛人だよな!」(注:完全に偏見です)

BABI「リリーさん、あの席に座ってる男性客も気になりません? 年齢的にこんな高い店に来れるわけない。ブランド品もつけてるから、絶対にママ活してるっしょ!」(注:完全に偏見です)

みたいな感じで、完全にギャル同士の会話として成立。「こういうあざとい女ってイヤだよね」とか「こういうイケてない男ってナシだよね」とか、そういう感覚が一緒。その判断基準も、完全にギャル。価値観が合うって、地元の友達なら当たり前にあることだけど、リリーさんは世代も性別も違うのに噛み合うから不思議。

リリーさんとの会話は無限に弾む 画 : BABI

たまに、私のことを同世代だと錯覚して、スナラジで曲紹介するときも「この曲、懐かしいよな?」なんて感じで自然に聞かれる。だけど「この曲が流行った時代、私生まれてないから!」って。

リリーさんといると、いつもの感じでしゃべれちゃう。リリーさんはメルヘン思考なので、まだ女性に対して夢みがちなところがあるんだけど、そこは私が「その女はそんなんじゃないよ!」ってぶった斬るし、逆に私のメンヘラの勢いが増していっても、リリーさんがさらに重ねて盛り上げてくれる。

いつもどおりだからこそ、ラジオで話している私に対して、少し尖った印象を持っている人も少なくない。BABIって子はクレイジーなやつ、と思われがち。

でも、リリーさんはいつでも「BABIが一番常識人だから」って。
私に何かあったら味方してくれるっていう安心感がある。リリーさんに対しては、私だけじゃなくて地元の友達みんなも感謝してる。

もともと、ゆきよ、くさまん先輩たち地元の友達だけで話していたことを、リリーさんがラジオに持ち込んでくれて、ただの内輪話じゃなくて一般的にも面白いんだよって証明してくれた。

この子たちは、ただのイカれた女の子たちじゃない。
それが、すごくありがたかった。

でも、最近はあまり2人で会わないようにしてる。

今までよくご飯とか行っていたけど、2人で会ってそこで女子トークしちゃうと、ラジオで話すことがなくなっちゃう。だから今は、スナラジが私とリリーさんのいつものおしゃべり会の場所。

私にとってリリーさんは、最初に会った頃の職業不明で色気のある何かスゴそうな人っていうリリー・フランキーじゃない。もはや、永遠のギャル友