レシピ本の次は「カフェ」を開きたい
こぐまいたんさんは、お菓子作りをどこかで学んだわけではない。そこで、レシピやデザインなどをどのように考えてるのかを聞いた。
「まずは作りたいと思ったものの材料を調べるんですけど、そこからは、バターをもうちょっと増やそうとか、砂糖をちょっと減らそうとか、自分で調整していきます。
デザインは普段、生活してるなかでカワイイと思ったもの、例えば洋服の柄とかをお菓子で再現してみよう、みたいなことが多いですね。あとは、寝る前に思いつくことも多いです。目を閉じようとしたときに、これとこれ組み合わせたらカワイイかも! とか思い浮かんできて、1回、起き上がって急いでメモするとかよくあります(笑)」
作りたいものがたくさんあるので、製作のほうが追いついてない。視聴者やファンからコメントが来たときがうれしいと、お菓子作りに情熱を注ぐ彼女は笑顔を見せる。
「“こういうの待ってました!”とか、“これを作ってみたかったから、レシピを載せてくれてうれしい”とか言ってもらえたり、“作ってみました”って写真付きで送ってくれたりとかしてくださる方がいるんです。そういうコメントはやっぱりうれしいので、私も元気をもらえるし、もっとがんばろうと思えます。
以前、お子さんを持つ視聴者の方から『子どもに“お菓子を作って”と言われて、何度か挑戦していたが失敗ばかり。だけど、こぐまいたんさんの動画を見ながら作ったら、1発で成功して、子どももすごい喜んでくれました!』という熱のこもったコメントをもらったことがあるんです。それを読んだとき、私も思わず感動して泣いちゃいました」
そんなこぐまいたんさんは、今年1月12日に初のレシピ本『世界で1番かわいいお菓子』(小社刊)を発売。編集者から声がかかったときは、うれしさのあまり信じられなかったそう。
「いつかはレシピ本を出したいとは思っていたんですけど、まさか自分に声がかかるとは思ってなくて。最初に話が来たときは詐欺みたいなDMとかもよくあるって聞くので、そういうのかな?って思ったんです。だけど、調べたら噓じゃなかったので、めちゃくちゃうれしかったです」
初のレシピ本ということで、「とにかく見た目のかわいさ」を重視したという。
「私のことを知らない人でも、本屋さんで見つけたとき、これカワイイって思ってもらえるような本にしたいと思ってました。お菓子作りが苦手な人でも簡単に作れること、お子さんとも一緒に作れるっていうのがポイントです」
ちなみにバレンタイン・ホワイトデーの時期、おすすめのレシピは帯にも掲載されている「ハートクッキー」。
〇バレンタインにオススメのハートクッキー♥️/サクサクで美味しい🥰[
こぐまいたんカフェ]
昨年のバレンタインにも多くの視聴者がマネしてくれたレシピだという。レシピ本を発売した今、こぐまいたんさんの新たな夢は「カフェを開くこと」だそう。
「白ベースの店内に四角いテーブルが置いてあり、絵が飾ってある韓国カフェ風の店内。そしてとにかくカワイイお菓子が並んでいる、そんなカフェを開いてみたいです」
こぐまいたんさんの“カワイイ”カフェで、お客さんが“カワイイ”を楽しむ日を待ちたい。
(取材:梅山 織愛)