撮影前日に絶対しちゃいけないこと

2023年3月にグラビアデビューして、もうすぐ1年。そのあいだにラジオのレギュラーも決まるなど、いろいろな仕事に挑戦してきた。この1年の感想を聞いた。

「めちゃめちゃ濃密な1年でした。あっという間ですね。グラビアの撮影現場もラジオ収録も取材も、全部が初めての経験だったので、勉強になった日々でした。でも、勉強になっただけで終わらせてはいけないと思っていて、今年はこれまで学んだことを生かして、写真集を出すことを目標にしています! もうひとつは、応援してくださるファンの方をもっと増やしたいです。応援されればされるほど、頑張れるタイプなので!」

メインとなったグラビアのお仕事。初めてのグラビア撮影の思い出を聞くと……。

三田「今でも“めいせい”に覚えてるのが……」

マネージャー「“せんめい”ね! 鮮明!」

「はい! すみません! 鮮明に覚えているのが、初めてのグラビア撮影っていうことで、めちゃめちゃ気合が入っていたんですよ。体型管理や食事制限は前からしていましたし、前日にはサウナも行って、エステも予約して。キレイになろうと思って当日挑んだら……前日のエステの吸引マシンで吸引しすぎちゃって、体中がアザだらけになっちゃったんですよね。“これはもう過言でもないくらいごめんなさい”っていう意欲しかなく……」

インタビューも中盤になってきて、どんどん三田語録が飛び出す。「ニュアンスで話す」とはこういうことか、と思いながら耳を傾け続ける。

「本当にもう、マネージャーさんにもすみません。カメラマンさん、編集さん、スタッフの方にも本当にすいません。っていう……本当に悲しいというか残酷な日でした。ですが、そんな体で来た私なんかを、現場の皆さんがワイワイ盛り上げてくださって。緊張もしたんですけど、ステキな写真を撮っていただけました。エステの吸引は、撮影前日に絶対しちゃいけないってことを、最初の撮影で学びました」

▲初グラビア撮影の思い出を語ってくれた

“魅力的”と思われるポーズを考えるのが楽しい

背中の吸引だったので、本人は現場で言われるまで気づかなかったとのこと。初めての現場でそんなことになったらパニックになりそうだが、そこもポジティブな性格と周りの方々のおかげで乗り切れるのも、彼女の明るい性格ゆえだろう。グラビアの楽しい面、難しいと感じている面を聞いてみた。

「体のラインをどうキレイに見せられるか。見てくださる方に“魅力的”と思われるには、どうしたらいいかを考えるのが楽しいです。難しいのは、楽しいと表裏一体なのですが、表情やポージングです。このポーズだったら、胸をどう寄せたらキレイに撮っていただけるかとか、普段の生活ではしないポーズとかもあるので難しいところです。

表情に関しては“笑ってください”って言われても、ぎごちない笑い方しかできなかったんですよ。笑うことはすごく好きなんですけど、“写真に撮られる笑い方”ってあるじゃないですか? 初めはそんなこともわからず、言われるがままに表情を作っていました。

でも、やっぱり写真を見ると、表情が硬かったり、笑いすぎているとか、自分の中でしっくりといく表情が少なかったんです。何回か撮影していただくうちに、“歯を見せすぎない”といった表情の作り方などを勉強していきました。今ではシチュエーションごとに明るく元気な表情や妖艶な雰囲気の顔など、わかるようになってきている……なっていてほしいです(笑)」