元ウェザーニューズキャスターで、多くの視聴者から絶大な人気を誇っていた檜山沙耶が、YouTubeで新たな挑戦を開始した。キャスター時代には、その温かい人柄と正確な情報提供で多くのファンを魅了してきた彼女が、いま目指すものとは? ニュースクランチが、ファンとの双方向のコミュニケーションを重視する姿を追いかける。

▲檜山沙耶【WANI BOOKS-“NewsCrunch”-INTERVIEW】

トラブル連発でも「配信は楽しい!」

6月11日にYouTubeチャンネル『檜山沙耶チャンネル』を開設した檜山。開設したとはいえ、コンテンツがひとつも上がっていないのに登録者数は1万人に達し、今では約3.7万人にまで伸びている。しかし、多くのファンから注目を集めた初めてのライブ配信では、自分の声がハウリングしてしまうという初歩的なミスを犯してしまったという。

「たくさんの方に登録していただいて、そして配信も見てくださって、すごくうれしかったんですが、ライブ配信ではいろいろとトラブルに見舞われてしまいまして……。

本当に初歩的なミスなんですけれど、自分の声がハウリングしてしまって、大慌てでした(汗)。視聴者さんから“モニターのパソコンでYouTube見てませんか?”と言われ、“それだ!”と。自分のパソコン側でもYouTubeの配信を開いていて、その音声を拾ってしまっていたというだけでした(笑)」

生放送やライブ配信には、思いもよらないアクシデントがつきものだが、ハウリングの問題を解決したかと思いきや、新たなトラブルに直面したという。

「ハウリング問題を解決したと思ったら、今度は配信が止まってしまったんです。配信に詳しい友人に聞いて準備をして、テスト配信では問題なかったのに、まさかの出来事でした。頑張ってGoogleで検索してみたら、ビットレートという値を下げると止まらなくなると出てきて、なんとか配信を再開できました。

番組などでトラブルが起こったとき、スタッフさんはこんな気持ちなんだな、と改めて感じました。一人で全てこなすのは大変ですが、それ以上に、久しぶりに視聴者さんのコメントを読んだり、やりとりできたりしたのがうれしかったですね」

映像の編集は、テロップや音源探しを含め、自ら手掛けているという。地道な作業を楽しみながら取り組む様子からは、彼女のオタク気質な一面が垣間見える。

「自己紹介動画の投稿もさせていただきましたが、テロップなども自分でつけて編集をしました。地味な作業は好きなので、意外と向いてる気がします。オタク気質な部分があるので、何かを作ることも好きなんです。コンテンツが出来上がっていくのは楽しいので、編集技術も磨いていきたいです!」

▲YouTuberとしての挑戦について意気込みを語る

VTuberきっかけでポーカーにドハマリ

ウェザーニュースを卒業したあと、檜山は自由な時間を満喫していると語る。新たに挑戦していることを明かしてくれた。

「会社を辞めてからは、海外旅行に行ったり、お友達とご飯に行ったり、自由気ままに過ごしてました。自由な時間がうまれたので、好きなことをする時間は増えましたね。それこそ、あまり読めていなかった本や漫画を読む時間もできました。

それと、ポーカーを始めました。『m HOLD'EM(エムホールデム)』というポーカーアプリがあるんですけど、VTuberグループの、にじさんじ・ホロライブ・ぶいすぽっ!とコラボしていたんです。VTuberさん目当てで始めたら、ポーカーにハマってしまいました(笑)。この前は実際のトランプを使ってポーカーにも挑戦しました」

自分の好きなものや人物から影響を受けやすいと語る。最近では、にじさんじ所属のVTuber・家長むぎに夢中だ。

「好きなものからは影響を受けやすいと思います。今は家長むぎちゃんにハマっていて。にじさんじに所属している20歳の大学1年生のVTuberさんなんですが、すごく文章が上手なんですよ。

むぎちゃんの思想が知りたくて、普段どんな本を読んでいるのか調べてみました。芥川賞を受賞した高瀬隼子さんの『おいしいご飯が食べられますように』や、年森瑛さんの『N/A』をむぎちゃんが読んでいたので、私も読んでみました。

むぎちゃんのことを少しは知れたような気がしましたね。考えが深いし、すごく頭が良い方なんだなと改めて感じました。会社員時代は、まとめて本を読む時間が取れなかったんですけど、やっぱり本を読むことは大切だなって。これからいっぱい本を読みたいなと思っています」

▲自由な時間と仕事をバランスよく満喫中だという