祖父母に朝ドラに出演している姿を見せてあげたい
――ピアノが特技だという七葉ちゃん。部活動も吹奏楽部に所属していたんだとか。
糸瀬 小学校のときはトランペットを3年間、中学のときはクラリネットをやっていました。それとは別に、フルートを習いに行きました。ピアノだけでなく、いろんな楽器に触れたいという意思があったので、色々やらせてもらいました(笑)。
――すごい! たくさん楽器に触れてみて、何がいちばん難しかったですか?
糸瀬 トランペットよりも簡単だろうと思っていたフルートが、意外に一番難しかったです。トランペットは肺活量さえあれば音は出るんですけど、フルートは口の形で音の出方が全然違うんです。でも、管楽器はちょっと口が痛くなります(笑)。
――実際にやってみてこその発見ですね。ピアノは何歳から習っているんですか?
糸瀬 4歳からです! 周りの子が皆、習い事をしていたんですけど、ピアノを弾いている子がかっこよく見えて、私もやりたいと思って始めました。
――そんなに小さい頃から!?
糸瀬 ピアノを続けているうちに、“人に伝えることってこんなに楽しんだ”と思ったんです。コンクールに出て結果が出るとすごくやる気が出ますし、演奏を見に来てくれた友達が“上手だったね”と言ってくれたり、家族が応援してくれたり、周りの支えがあったおかげで続けることができたんだと思います。
――その気持ちは今の活動にもつながっているんじゃないでしょうか。
糸瀬 そうですね。自分が想像していた以上に大変なお仕事ですけど、その分すごく達成感があるので。友達や家族が“見たよ!”と言ってくれるのが、やっぱり一番うれしいです。
――今後、挑戦してみたい役柄はありますか?
糸瀬 小さい頃からずっと、恋愛ドラマのヒロインを演じることが夢なんです。でも、その反対で悪役もやってみたくて(笑)。10代のうちに制服を着て学園ドラマに出演したいですね。
――七葉ちゃんの悪役、ぜひ見てみたい(笑)!
糸瀬 あとはやっぱり、朝ドラに出演するのが夢です。祖父と祖母が、朝ドラが大好きなんです。“七ちゃんにもいつか出てほしいよ~”といつも言ってくれるんです。私のお仕事を自分のことのように喜んでくれますし、今までたくさんお世話になったので、いつか朝ドラに出演している姿を見せてあげたいです。