筆者の「大谷翔平選手ゆる追っかけ活動」の一環として、現地8月20日にロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムを訪問しました。今回は大谷選手の聖地巡礼観戦記を綴らせていただきます。

▲Kzillaの大谷翔平選手 聖地巡礼観戦記 写真:筆者提供

ドジャー・スタジアムは「大谷翔平のファン天国」

「Alright, already, the show goes on / All night, ‘til the morning we dream so long」(もうわかった、ショウは続くぜ / 夜通し、朝まで夢を追いかけるぞ)

大谷翔平選手の登場曲、Lupe Fiasco氏の『The Show Goes On』が流れると同時に、観客は大歓声で迎えます。

ムーキー・ベッツ選手やフレディ・フリーマン選手らMVP受賞歴もある先輩スーパースターと比較しても歓声の熱量は桁違い。周りの席の観客も、構内ですれ違うファンも、最寄駅と球場をつなぐバスでも、どこへ行っても体感7割は背中にOHTANIを掲げている。売店にズラーっと並ぶ『OHTANI 17』のユニフォームが印象的です(『YAMAMOTO 18』も多かったです)。

ドジャースに加入してから1年経たずして、大谷選手はロサンゼルスを虜にしてしまったといっても過言ではないでしょう。

今年のドジャー・スタジアムは、一言でいうと「大谷翔平ファン天国」。正直、筆者もこれだけ大谷選手の存在感が圧倒的だった点はびっくり。

2021年にエンゼルス・スタジアムを訪れましたが、大谷選手は生え抜きスーパースターのマイク・トラウト選手と合わせて2大巨頭。球場内のイメージングもファン人気も「エンゼルスは二人のチーム」を顕著に現していました。

もちろん、ドジャースには前述のベッツ選手、フリーマン選手、そしてレジェンド生え抜き投手のクレイトン・カーショウ選手も球団の顔であり、ファンにも愛されています。しかし、それをも飲み込んでしまう勢いの大谷熱が、ドジャー・スタジアムにはありました。

歴代最強の野球選手がチームに加入をした、という興奮がまだ冷めていない点もあるとはいえ、ここまで一点集中することは稀でしょう(スーパースラッガーのアーロン・ジャッジ選手が所属するニューヨーク・ヤンキースでさえ、もう少し分散されていると考えると、いかに大谷選手がスゴいかがおわかりでしょうか)。

さて、そんな大谷天国を楽しみたい方へ、イチ押しポイントを紹介させてください!  今年は間に合わなくとも、大谷選手の契約は残り9年あるので、いつの日か自分がロサンゼルスに降り立つ姿を思い浮かべながら、ぜひ想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。

〈1〉とにかく歩き回る!

ドジャース・スタジアムは、とにかく見どころが球場中に散らばっています。メインの入口となるセンタープラザには、史上初の史上初の黒人選手ジャッキー・ロビンソン選手、ドジャース歴代最強の投手サンディ・コーファクス選手の銅像が観客を真っ先に迎え入れてくれます。

▲ジャッキー・ロビンソン選手の銅像 写真:筆者提供

その奥には、大谷選手を頂点に描いたチームの巨大ミューラルが飾られており、またもや存在感を放っています。

▲大谷翔平選手を頂点にした巨大ミューラル  写真:筆者提供

ライトの入口付近には、歴代のサイ・ヤング賞受賞者の巨大サインボールが置いてあり、いつかは大谷選手や山本選手のボールが加わることに期待したいところ。

それ以外にも、スタジアムの至るところに展示物が飾られているので、探検気分で球場を歩き回ることをオススメします!(試合もいろいろな角度から見れて面白いし、球場外にはヤシの木がたくさん生えていて、トロピカル気分を堪能可能!※前述のOHTANIだらけの売店も寄り道不可避)