映画『孤狼の血』で第42回日本アカデミー最優秀助演男優賞を受賞し、翌年の『新聞記者』では最優秀主演男優賞も受賞した松坂桃李。映画のみならず、ドラマや舞台でも活躍する彼の新たな挑戦ともいえる作品が発表となった。

2024年10月から、衛星放送WOWOWで3か月連続で放送される番組『月刊 松坂桃李』は、自らが妄想した架空の映画フライヤーBOOKである『妄想・松坂桃李』(小社刊)をきっかけにスタートした企画。いったいどんなプロジェクトなのだろうか?

松坂桃李の妄想をWOWOWで実写化!

『妄想・松坂桃李』とは、2011年10月から雑誌『プラスアクトミニ』『プラスアクト』で連載していた大人気企画「Théâtre TŌRI(テアトル トーリ)」(2021年に連載終了)に、新たな作品を多く加え書籍化した一冊。

松坂が考案し、1本の映画を妄想して実際にあるフライヤーのように見せる斬新なアイデアが話題を呼び、読者から書籍化をリクエストする声が多く寄せられ、それに応えたビジュアルBOOK。

松坂本人による妄想キャスティングやロングインタビューも併載し、2011年~2016年までの約4年半という年月における“松坂桃李の変遷”も垣間見られる。

▲写真:浦田大作

そんな『妄想・松坂桃李』を原点にした番組が、10月20日(日)からWOWOWで放送・配信することが決定した。

松居大悟、沖田修一、齊藤工の3人の映画監督を迎え、想像力豊かに大胆に映像化する番組『月刊 松坂桃李』。映像化する作品は、10月号で特集する松居大悟監督「横★須★賀 探偵事務所」、11月号で特集する沖田修一監督「ダンディ・ボーイ。」、12月号で特集する齊藤工監督「何もきこえない。」の3つ。

それぞれ、探偵役・龍哉、漫画家を目指す青年役・吉男、AI役・Ho-1と、上記すべての作品で松坂桃李が主演を務める。

<松坂桃李コメントより(抜粋)>
WOWOWのプロデューサーさんから「この中の何本か本当に撮りませんか?」とオファーがあった時は本当にビックリしました。こんなふざけた企画に監督や各部署のスタッフ、そもそもキャストが集まってくれるのだろうか。とても心配でした。そんな僕の心配に反して、まさかの素敵な方々が集まって下さり、想像をはるかに超える作品が出来上がりました。

それぞれの監督の色が濃く、鮮明に表されている3本の作品は、僕の妄想よりも想像力豊かな作品になっていますので、楽しみにしていて下さい。

松坂桃李の妄想の原点に触れられる一冊

9月17日(火)には、続報として『月刊 松坂桃李』3作品に、見上愛、永瀬正敏、芳根京子、光石研、白本彩奈、満島真之介が出演することが判明。併せて、3作品のポスタービジュアルとPR映像も公開されている。

〇【キャスト紹介】#月刊松坂桃李 を彩る超豪華キャストを解禁!

10月20日放送の10月号で特集する松居大悟監督「横★須★賀 探偵事務所」では、見上が探偵の龍哉(松坂)のバイト助手を務める高校生さや、永瀬は探偵事務所に訪れる甲本を演じる。

11月17日放送の11月号で特集する沖田修一監督「ダンディ・ボーイ。」では、芳根が漫画家を目指す吉男(松坂)の恋人・ちはる、光石は野澤組の組長を演じる。

12月15日放送の12月号で特集する齊藤工監督「何もきこえない。」では、白本がAI・Ho-1(松坂)と共に暮らす人間のサツキ、満島はAIを敵視するアキラを演じる。

書籍版『妄想・松坂桃李』は、これまで2冊が発売されており、今回の3作品すべての原案となる<妄想フライヤー>を楽しむことができる。

▲写真:浦田大作