石原がM-1に出場するときの芸名が…
でも、何よりヤツが優秀であるがゆえに、そうなる空気に仕向けていくのだろう。言い過ぎなのだ。失礼極まりないのだ。それでも、周囲を「石原なら良し」という空気にしてしまう。そんなところも石原は親父に似ている。
似ているからこそ、二人が会えば、めちゃくちゃ喧嘩になるか、はたまた……めちゃくちゃ仲良くなるか。
もし、二人が仲良くなったら……ちょっと寂しかった、かもなー。嫉妬? いやいやいや! そんなんあるわけないじゃない! だって親父だし。石原だし。うん。ないない。
ま、今となってみれば、会わせたかった気もしなくもないかな。
そんなアホほど面白かった石原は、今は芸人をやめている。
でも、もともと優秀なヤツだから、どこの世界でも、おそらくヤツはうまくやっていけるだろう。そんな男なのだ。石原は。
ちなみに石原は芸人を辞めてはいるが、毎年M-1には出続けている。また理由がクソみたいな理由で……。
石原には現在固定の相方はいない。そのときにスケジュールの合う元芸人とかピンのヤツと組んで出場する。なんだかんだ、そこそこのところまで行って敗退するのだが、そのときにプロで出場していた芸人に、
「俺は遊びで出たけど、お前、俺より結果出てないな。芸人やめてください!」
と、素人の自分より結果が悪いプロに、「夢諦めさせマン」としてそう言い放つためにM-1に出場しているらしい。
やっぱり最低なヤツだよ、石原は。
ちなみに、そんな石原がM-1に出場するときの芸名は、
石ちゃん最高NO.1
「ダセェだろ。媚び売ってキャラ芸人みたいなことすんの。自分に嘘ついてるヤツら、気持ち悪りぃんだよ」
と昔言っていた石原が、一番信念を曲げている。マジで勘弁してほしい。