薬王院ではかわいい花手水がお出迎え
高尾山は東京都八王子市に位置する、標高約599mの山。東京都心から近く交通の便も良いことから多くの観光客で1年中にぎわっており、1年間の登山者数約300万人はなんと世界一! 2007年にはミシュランガイドで三つ星の観光地にも認定されています。
高尾山にはいくつもの登山道がありますが、今回は最もスタンダードな「1号路」で頂上を目指します。このルートには「高尾山さる園・野草園」や樹齢450年を超える巨大な杉の木「たこ杉」、撫でると運が開けるといわれる「開運ひっぱり蛸」など見どころもいっぱい。
また途中には「男坂」「女坂」の二手に道が分かれる場所も。「男坂」は人間の煩悩の数と同じ108段の階段になっていて、一方「女坂」はゆるやかな坂道となっています。まおすけは果敢にも「男坂」ルートにチャレンジ! なお下山時は「女坂」を歩き、二つの坂を踏破しました。
ところで、まおすけに山にまつわるエピソードを聞いてみると、子どもの頃から登山には親しみがあったそう。
「私が人生で初めて登った山は高尾山。小学校の遠足で、ふもとから頂上まで歩いて登りました。でも高尾山はウォーミングアップレベル。私が通っていた小学校は登山が多く、最終的には蓼科山(長野県)に登りました。当時は登山靴も持っていたし完全装備でしたね。でも中学以降は山に登ることが全然なくなって。なので今日は久々の登山です!」
登山道1号路をずんずん進み、杉並木の先にあるのが薬王院(高尾山薬王院有喜寺)。744年、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として行基菩薩によって開山されたと伝えられており、1200年以上の長い歴史を持つ由緒ある寺院です。山門をくぐった先でまおすけを出迎えてくれたのは、色とりどりの花が浮かべられた手水舎(花手水)でした。
「花手水は近年いろんな神社やお寺に設けられていて、私もインスタグラムで見て気になっていたんです。『いつか実際に見てみたいな』と思いつつなかなか訪ねるタイミングがなかったんですけど、今回偶然花手水に出会えてテンションがとっても上がりました! めちゃめちゃかわいかったですね」
都内有数のパワースポットとしても知られる薬王院。除災開運、災厄消除、招福万来といった力を持つ天狗伝説が残されており、至る所に天狗様が祭られています。他にも金運アップの八大龍王堂、縁結びの倶利伽羅堂など、境内にはご利益のあるスポットがたくさん。
まおすけが願いを込めたのは「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」。願いが叶いますようにと念じながら石の穴をくぐり、大錫杖を鳴らすと諸願が成就するそう。まおすけもしっかりと思いを込めて大錫杖を鳴らしてきました!