「体重計にここ半年乗ってないな…」という現実逃避中のアナタ! この連載が、あなたのダイエットの駆け込み寺になります!!!

「ダイエットあるある」共感するもよし、反面教師にするもよし。ダイエットにまつわる失敗を、ここに全て置いてきました。

「読めば痩せる!?」笑えるダイエットストーリー、第3話!

《第3話》「NO糖質! YESサラダ! でタイムリープした女の末路」

朝!! 私はお腹の脂肪をつまみながら言った!!

「おい! おい脂肪!! ついに私を怒らせたようだなっ!!」

ここからの私は本気だ。

もうどのくらい本気かというと、もうピッコロが重り外した時くらい本気だ。もう今まで私ではない! もう! なんで痩せないんだ! もう!!

てなわけで、ピッコロが本気を出せば10キロ痩せるなんてわけないのだ。

走りゃいいんだろ! 走りゃ! ランニングすりゃ痩せんだろ!! やってやるさ!!

うぉりゃーーーー!!!!

翌日――

体重200g減(前日比)

さらに翌日――

体重100g減(前日比)

さらに翌日――

体重300g(前日比)

……うん!! ピッコロは、

 

ふふふふふ……フハハハハハ!!!!

 

なんで痩せんのじゃ!!  おかしいやろ!!  毎日30分走ったんやぞ!!

あー、まじ意味わからん。真冬でも半袖短パンの小学生くらい意味わからん。

もはや人生のやる気を無くす。

人生は頑張ったって結果が出ないことがデフォルトだってことくらい、このウン十年の人生のなかで理解してるつもりではいるんだけどさ。

ダイエットくらいさ、努力と結果が見合ってくれてもいいじゃない。

はぁ……仕事行こ……。

私は、職場に到着し、自席に腰掛ける。

まあ、幸いこの頃の仕事は上手くいっている。それを糧に人生頑張ろ。

先日担当を任された仕事は、なかなかハードな案件だったがなんとか乗り切った。例の不倫イケオジ上司(1話参照)にも褒め言葉をかけられ──

イケオジ上司「ねぇクライアントからクレーム入ってるんだけど。ちゃんと確認した?」

……1つ言いたいのは、これは私のミスではない。後輩ちゃんの確認ミスによるものだ。

が、ここでそれを言ったところで、「後輩のミスをカバーするのもあなたの仕事」と、言われるだけ。後輩ちゃんからのこれからの人望を考えると……仕方がない、私が被るか。

私は「申し訳ありません! 至急確認します!」と申し訳なさそう、かつ一生懸命感が大いに伝わる言い方で返答する。

イケオジ上司は「頼むよ」と言い残し、離れた。

言い訳しても得はない。納得してないことを懸命に伝えたところで上司から得られるものは私への低評価だけ。泣いたところで、縋ったところで、私への損ばかりが増えていくだけ。