ほかのアイドルとは違った雰囲気の可愛い

――悔しさを胸に、その後、また1年間「FINALIST」として活動されました。そこではどんな気持ちを抱えていましたか?

葉山:嬉しいこと、悔しいこと、辛い時、感動の時、色んな気持ちと共にFINALISTとして1年間過ごしてきたのですが、一番の思い出は、はじめてのリリースイベントです。近くでいつも応援してくださる皆さんにステージを披露して、色んなトラブルがあったなか、沢山の「良かったよ! お疲れ様!」という声をステージ後に聞けて、すごく嬉しくて、心が出来たてのごまあんまんのように熱かったです。

――ごまあんまん! いいですね(笑)。永瀬さんはいかがですか?

永瀬:私は、とにかく悔しい思い出しかないですね。WHITE SCORPIONのリリイベに私達も出させていただいていたのですが、ステージに出られることは凄くありがたい事だけど、ステージでやること、台本、全部を自分たちで考えなきゃいけなくて。デビューしてる人と、していない人の差を突き付けられている気がして、何をするにも悔しかったです。でも、今になって思うと、だからこそ頑張れたなと思います。

――――おふたりはカップリング曲『僕のオーロラ』を歌われてます。この曲の印象についてお聞きできますか?

葉山:先に私は『I L U』を聞いていたのですが、雰囲気がぜんぜん違うなと思って、また『I L U』とは違ったRain Treeの良さを出せると思って、凄くワクワクしました。レコーディング前日には、メンバーと歌詞の考察もしたよね。

永瀬:うん、楽しかった!

葉山:勝手な考察なんですけど、今の私たちと状況や思いがリンクしているような気がして、その分より気持ちを込めて歌うことができた気がします。

永瀬:前にスタッフさんから「Rain Treeは、ほかのアイドルの方々とは違った雰囲気の可愛いを出していけたらいいですね」と言われていて、『僕のオーロラ』を聞いた時に、たしかに違うかも! と思いました。シックでオシャレな中にある可愛さを感じて、凄く好きな曲です。

アイドルになってからもっと諦めが悪くなった

――みなさん、Rain Treeとしての大きな目標を聞くと「17人で東京ドーム公演」と答えるんですが、今回のデビューはまさにそこに向けた大きな一歩になりそうですよね。

葉山:そうですね、でもまず、個人的にはメインメンバーに入りたかったな、というのはあります。

永瀬:私も同じで、やっぱりデビューシングルでメインメンバーに入れなかった、というのは、ずっとアイドルを夢見てきた身としては結構残酷でした。今でも表題曲のMVを見たりすると、デビューできたのに、自分だけまた置いていかれた、みたいな気持ちになってしまう。でも、それはやはりメインメンバーと差がついてしまったということで、自分のせいだと思ってるんです。だから、2025年はもっと自分のスキルを上げていきたい。アイドルになる前から諦めの悪い性格だったんですが、もっと諦めが悪くなった気がしています。

――凄く良い決意ですね。そうやって自分の感情に嘘をつかず、しっかりとこういう場で言葉にする、それは永瀬さんの魅力ですよね。

葉山:私も、次はメインメンバーに入れるように。欲を言えば、17人全員で表題曲を歌うのが目標なんですが、個人の活動も頑張っていきたい。Rain Treeの知名度を上げることに繋がるなら、グループでの活動と同じくらい頑張りたいです。お芝居、雑誌のモデルさん、お天気お姉さん…。

永瀬:お天気お姉さん!?(笑)

葉山:難しいかもですけど(笑)。やれることは何でも挑戦していきたいです!


 
Rain Tree 1stデジタルシングル『I L U』配信中
配信URL:lnk.to/TJnGk03u
プロフィール
Rain Tree
2023年に行われた『IDOL3.0 PROJECT オーディション』で惜しくもデビューを逃した17名によって結成されたガールズグループ。グループ名の「Rain Tree」は、「雨が降るたびに成長し、やがて大樹となる木」のように、試練を乗り越えながら成長していくという想いが込められている。
シングルごとに表題曲を歌うメンバーが選抜される「セレクション制」を導入しており、楽曲ごとに異なる魅力を発揮するのが特徴。2024年1月に1stデジタルシングル『I L U』をリリースし、メジャーデビューを果たした。
X(旧Twitter):@Rain Tree_RT、Instagram:@Rain Tree_rt、YouTube:『Rain Tree(レインツリー)』公式 YouTube
葉山莉瑚 公式プロフィール
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