パントマイム集団「ポイヤツら」が運営するYouTube「アニメOPっポイヤツ」が、クオリティーの高さで注目を集めている。ワンカット(一発撮り)、人力、編集なしとオールアナログの方針で作られた世界観は「あー! こういうアニメのオープニングありそう!」と確かな説得力を持つ。

ニュースクランチ編集部が、メンバーのファビュラス佐藤さん、かきもとUさんに活動を初めたきっかけ、クリエイターとしての方針、そして今後の展望をインタビューしました。

▲ファビュラス佐藤(左)、カキモトU(右)

コロナ渦がきっかけで活動が本格化

――皆さんは一緒に活動を始めてから長いですか?

ファビュラス佐藤 私たち「ポイヤツら」は、大学のパントマイムサークルにいたメンバーが中心となって結成されました。平均すると10年近くは一緒にやってますね。

かきもとU サークルの所属時期がカブっていないメンバーもいます。

ファビュラス佐藤 「舞台やりたいね」っていう人間が集まってます。出演だけでなく、作品制作・劇場やスタッフとの契約から小道具作りまで。これまで働きながら続けてきました。

新作稽古風景より

――ソーシャルメディアでの活動をスタートされたきっかけは?

かきもとU コロナ渦の影響です。もともとは舞台でパントマイムをしていたんです。それが、コロナ禍になって劇場を使うことが難しくなってしまって……。その頃から現在のYouTubeに通じるような演目を舞台でやっていたので「じゃあ、ネットで活動を続けていこう!」って。

――コロナ禍になる前から、現在につながるような演目をされていたのですね。

ファビュラス佐藤 「王道少年アニメ編」です。

〇王道の少年アニメのOPっポイヤツをワンカットでやってみた

かきもとU あれが元祖です。7年前、パントマイムの公演をしたときに原型を発表してます。「しりとりバトラー」というコント風の演目があって「これアニメっぽいし、オープニングもつけてみようか?」って。

ファビュラス佐藤 「コロナで舞台活動は難しいね……」ってなったときに、「しりとりバトラーのアイデアをいかせるんじゃないか?」って。こんなに本格的にやるとは思ってなかったですし、まだYouTuberっていう感覚はないです。