食欲の秋…。からの年末年始の暴飲暴食へと雪崩れ込む予感しかない…?

「読めば痩せる!?」笑えるダイエットストーリー第7話。

《第7話》「“糖質”という呪いに惑わされる女の末路」

伊藤ちゃん「あれ? 先輩ダイエットやめたんじゃないんですか?」

……さすがエスパー伊藤ちゃん、痛いところを突いてくる。

確かに私は一度ダイエットをやめた(5話参照)。

 でも、ダイエットをやめて2週間、今まで太り続けていた私の体重に増減がないことに気がつき、それをきっかけに、ほんの少しだけダイエットのコツ? のようなものに気がついた私は、約1ヶ月間で、1キロほど痩せることに成功した。

いやそうなったらさ、もうさ、もうちょっと頑張ってみたくなるのがさ、人間ってもんじゃないすか?

と言うわけで、ダイエットをやめるのをやめて、もう少し頑張ってみることにした。そこで、頑張るにあたって、何か痩せるヒントが欲しくて、会社の後輩でダイエットに詳しい伊藤ちゃんに聞いてみたのだ。が、

伊藤ちゃん「ちょっとしんどいからってダイエットやめちゃった意志弱弱クソ野郎かと思ってましたよーww」

 

先輩やぞ?

と、心の中で思いつつも、教えていただく身としては、ここは受け流すのが吉。

伊藤ちゃん「てか1ヶ月で痩せたの1キロって、雑魚すぎません?」

…………

 

この、私の右手の少し曲がった人差し指を
お前のその笑ってる口の中にズン!
ってしてやろうかぁー?

…………

いやいや、私は教えていただく身なのだから……と思っていると、

「てか糖質とらないのってそんなにキツいですか? 私みんなが言うほど全然キツくないんですよねー。まあ私もともとそんなにご飯とか甘いもの好きじゃないですし。お肉は好きだけど」

と、伊藤ちゃん。

私は笑って「えー私白米大好きだからキツいよー」と返す。……でも、

「ご飯の方が好きなら、ローファットダイエットの方がいいと思いますよ。あ、でもどんなダイエットでもちょっとしんどいからって『キツいキツい』って言ってたら、10キロなんて絶対無理ですよ〜!」

なんか

「ダイエットなんてしんどくて当たり前なんですから」

なんか、

だんだん

「頑張って!!」

真剣に腹が立ってきた。

いや、伊藤ちゃんに悪気がないのはわかっている(口は悪いけど)。

応援してくれて、真剣にアドバイスをくれているのもわかっている(ありがとう)。

でも……

なんだろう……

この、

 

謎の凶々しいオーラは……。