「君って、こんな風に踊れるの?」

 

踊れない。

筋トレはできてもダンスは無理。

だって私は、全米もなくほどの運チだから。

……

妄想の中でくらい良くないか!?

いや、これを渾若(こんにゃ) 九免(く麺)さまに妄想の中で言わせてるのも自分なのだけれども!

なんで自分で自分を苦しめているんだ自分!

と、なんだか自分で勝手に自分を苦しめ凹んでいると、

その間に

モッちゃん「あ〜! お腹いっぱい! ご馳走様!」

そうだ、ここで種明かしをするのだ。

妄想で凹んでいる場合ではない!

ククク……モッちゃんよ……! 

まさか自分が騙されているとは気付いてはいまい。

さぁ! 驚くがいい── と、私が言いかけたその時、

モッちゃん「いやー、人にご飯作ってもらうだけで嬉しいね……。

娘産まれてからさ、人にご飯作ってもらうだけでなんか泣けてくるんだよね。ありがたくて。

はは、変だよね。こんなの。でもほんと思うんだよ。

ほんと、しみじみ思う。感謝しかない。

……ありがとね」

なんか……

言うに言い出せない空気になってしもてるやん。

なんか軽く涙ぐんでますやん。

モッちゃん

「旦那にも感謝だよね。親友との息抜きの時間もらえてさ。

ま、普段「ごめん、晩飯いらない」とかご飯作ったあとにラインとかくると殺意覚えるけどね。

あ、聞いて! この間旦那が「会社の先輩とご飯行く」って連絡きて、

でもそれ実はそれキャバクラで!

騙されたんだけど! ほんと人騙すヤツとか許せないよねー!」

なんかごめん。

10キロ痩せるまで、あと6.5キロ──