秋元康プロデュースの11人組アイドルグループ・WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)。定期公演の開始、冠番組『WHITE SCORPIONのSCORPISM』(スカパー!)のスタートなど、デビューから1年を経て、勢いが増している彼女たち。

先日リリースされた7thデジタルシングル『Beach opening』もWHITE SCORPIONの新しい魅力を引き出した楽曲だ。メンバーのACE、ACO、HANNAに聞いた。

▲WHITE SCORPION(ACE、HANNA、ACO)

『Beach opening』は大人っぽい曲。

――新曲『Beach opening』は夏を先取りしたような曲という印象だったのですが、いかがですか?

ACE:WHITE SCORPIONにとって2025年1発目のシングルなんですが、こういうサマーソングは初めてなんです。前作の『I do love you!』はWHITE SCORPIONにとって新境地の楽曲だったんですが、今回はWHITE SCORPIONらしさもありつつ、ちょっとチルな、大人っぽい雰囲気のある曲で、もっと上の世代の方が聞いたら懐かしく、私たちにとっては新しい曲に仕上がっていると思います。

HANNA:シティポップの要素がある曲だなと思いました。爽やかだけど、ちょっとエモさもあって、海辺の夕日を黄昏ながら見ているような気持ちになるなと思ってます。

ACO:最初にタイトルを聞いた時に、乃木坂46さんの『ガールズルール』みたいな、アップテンポな明るい曲を想像していたんですけど、実際に聞いたら、夕方のドライブとか、ライブの締めとかにぴったりな、しっとりした雰囲気のある楽曲で、素敵だなと思いました。

ACE:MVは今回エキストラの方が出演されているんです。エキストラの方々は「Satisfaction graffiti」のときも出演されていたんですが、その時は曲調がシックな感じで、MVの現場も緊張感のある感じだったので、そこまでコミュニケーションを取れなかったのですが、今回のMVはエキストラの皆さんと和気あいあいとコミュニケーションを取りながら撮影できて楽しかったです。

〇WHITE SCORPION 『Beach opening』

――カップリングの『なんて僕は無力なんだろう』もタイトルだけ見るとかなりインパクトのある楽曲ですね。

ACE:前作のカップリング『純愛トースター』はスーパーマーケットがメインで、今回は冷蔵庫の牛乳から歌詞がはじまるんです。やはり秋元先生の世界観ってすごいな、と改めて思ってます。

HANNA:WHITE SCORPION史上一番くらい重低音がすごくて、私が重低音が大好きなので、ライブ映えしそうだなと思いました。ダンスも付け加えることで、ライブで盛り上がるだろうなと思ってて、みなさんの反応が楽しみです。

ACO:WHITE SCORPIONらしい楽曲だなと思ってて、ホワスピのファンの皆さんは絶対好きな曲だろうなと思ってますし、コールもあって、フェスとかで盛り上がる曲だなと思ってます。歌詞もストレートで、「Beach opening」が恋の始まりを歌ったような曲だとしたら、この曲は恋の葛藤を歌った曲だと思ってて、個人的には過去一くらい難易度の高い曲だったんですけど、今は私たちにもすごく馴染んでいて、すごくカッコいいパフォーマンスを見せられるだろうなと思っています。

定期公演がはじまってもっと成長しました!

――2025年ももうすぐ半分になりますが、昨年末のインタビューでメンバーは日々成長して進化しているとおっしゃってました。2025年、ここがグループとして成長したなと思うところはありますか?

ACE:メンバー全員の意識がより高くなったんじゃないかなと思っています。他のグループさんとも比較して、自分たちに足りてない部分も理解して、みんなでこのグループを底上げしよう頑張ろうっていう意識がすごく芽生えた半年間だったなと思います。

ACO:私も意識がより高くなったと思いますし、一番感じるのは、より全員がお互いを思いやるようになったところです。これまでが思いやれなかったわけではなく、より、思いやれるようになった。話し合いの場でも、“私はこうしたい!”という意見ばかりじゃなく“私はこうしたいけど、みんなはどう思う?”というのを気づかえるようになりました。

HANNA:以前はミーティングで発言できるようになった、とお話させていただいたんですけど、その成果か、自分の中の意識もおのずと高まっていって、SNSの更新頻度も上がりました。そうすると、そこで知ってくれた方がWHITE SCORPION全体を好きになってくれるんですよね。一見地道に見えることでも、きちんと繋がっていくなというのを実感しました。

――WHITE SCORPIONとしては定期公演も行われていきます。これはきっとグループにとってすごく良いことですよね。

ACE:まさにそうで、私はずっと定期公演をしたいと思っていたので、できることが決まってすごく嬉しかったです。ありがたいことに1回目の定期公演は完売して、ファンの方にパフォーマンスを見せることで高め合っていける場が毎月あるというのはとても幸せなことだなと思います。

ACO:最近、WHITE SCORPIONとしてよりダンスレッスンを強化しているのもあって、メンバーみんながどんどんスキルアップしているんです。そんな中、定期公演でフリーのところは自分たちでダンスを考えたり、いただいたダンスを自分たちなりにアレンジしたり、というのがあって、さっそく強化していることが形になってるので、これからも楽しんで定期公演をできていくんじゃないかなと思います。

HANNA:WHITE SCORPIONは本当に楽曲がすごく良いと思っていて。自分たちで言うのもなんですが…(笑)。

――いや、本当にそう思いますよ。

HANNA:ありがとうございます、あとライブを褒められることも多いと思ってたんですけど、ほかのグループさんと比較した時に、ライブパフォーマンスに少し物足りなさを感じていたんです。それはひとりひとりの熱量だったり、主体性なのかもしれないですけど、この前定期公演を終えて、ステージに立ってライブをやるってすごく大事だなって感じたんです。レッスン場だけでやるより、やはりお客さんの前でライブをするのが1番成長するし、自分たちの課題点も浮き彫りになる。WHITE SCORPIONのライブはこれからもっともっと強化されていくと思うので、今後も楽しみにしてほしいです!