本社からのうれしい「マスクボーナス」
「マスク販売中」と張り紙を書かれたお店も、ちらほらと見かけるようになりました。少し前までは朝の配達時に大行列を見つけたら、大概は開店前のドラッグストアのものでした。しかし今では三密を避けるための対策なのでしょうか、タイムセールのような感じで突然マスクを販売しているようです。
そうそう、マスクといえば先日、Uber Eatsの運営サイドからマスク25枚を無料で配布するとのメールが来ました。3月末以降で、一定の配達数を行っている人限定のサービスとのこと。どんなマスクが届くのか。届いたら厚生労働省からもらったマスクと比較してみなければいけません。
街の様子ではないですが、この騒動をきっかけにUber Eatsで料理を注文してみようという「初心者」が、ものすごく増えました。
Uber Eatsは、少しでも多くの人から注文を受け付けたいので、アプリの住所設定が少々適当でも「登録OK」となってしまうことはあまり知られていません。
当然、そのしわ寄せは配達員にくるわけで、配達員用のアプリで配達先の地図を見ると、たまに海の上に目的地の赤いピンが立っていて「ここへ行け」と指示されていることも……。これを「ピンずれ」といいます。
何度も注文されている方は、地図の位置を修正したり、注意書きの欄に「地図ではピンがずれて表示されますが、実際の場所は●●になります」と指示が入れるので、住所が書かれておらず、変な場所が地図上に表示される場合は初心者であることがわかります。
迷ったときはUber配達員から連絡します
こんな時、私は配達先のお客様に「どこへいったらいいのかわからず、料理を受け取った店で立ち往生しております」とメッセージを打つことにしています。
しばらくしても既読がつかない場合は電話をします〔メッセージ、電話とも、運営を経由して届けられるので、注文者のアドレスや電話番号は配達員にわからないシステムになっています〕。
ここでお客様につながって正しい住所がわかれば問題解決となるわけですが、知らないところからのメッセージや電話を警戒するからなのか、つながらないことも多いのです。
このような場合、配達員はアプリを通して運営側に「お客様とつながらない」事実を連絡。すると運営側が注文者へ確認をとることに。補足しておくと、こちらも運営経由で届くので、注文者の個人情報はわからないシステムになっています。
それでも連絡が取れない場合、“注文者都合によるキャンセル”となります。注文者の都合ですから料理は届きませんが、しっかりクレジットカードから代金は引き落とされます。
ここで初めて配達員に嬉しい役得が。肝心の料理は配達員が処分する≒つまり「食べちゃっていいよ」ということになります。とはいえ、1%にも満たない確率ではありますが、おいしい思いをすることも、ままあるわけです。
このキャンセルは、配達員が電話連絡をして、つながらないことが確認されてから10分後に成立してしまうので、Uber Eatsで注文後に知らない番号から電話がかかってきた場合は、とりあえず電話に出ることをお勧めします。