イベント発生で時給爆上がり!
4月になりました。新年度がスタートし、東京都内の赤いレンタサイクルを利用する人がガラリと変わることもあるようです。いつもは自転車がたくさんある場所にまったくない、なんてことがあるので、自転車を確保せずに注文を受けてしまうととんでもない目に遭います。
あ、ごあいさつを忘れておりました。私、都内でUber Eatsの自転車配達員をやっておりますWと申します。
先日、Uberは所属する世界中のドライバーが、新型コロナウイルスに感染し14日間の隔離を受けた場合、補償金が支払うことを発表し、わたしたちドライバーをちょっぴり安心させてくれました。
さて、今回は、配達員はどのようにしてお金を稼いでいるのか。報酬のシステムについてお話ししたいと思います。
配達員がもらえるお金には、こちらの2種類があります。
- 「基本料金」+「距離料金」+「ピーク時間帯ボーナス」の通常報酬
- 「規定の配達回数をクリア」するともらえるクエストボーナス
通常報酬(私が勝手につけた名前ですが)は、いわゆる普通に運んだ時にもらえるお金のことです。
地域によって基本料金や距離料金は異なりますが、東京エリアの場合、基本料金が340円ほどで、距離料金は1kmあたり60円。お店から1km先の配達先まで料理を運ぶと400円がもらえる計算になります。
ここからは少し細かい話となりますが、お金の話は配達員にとって死活問題。ドライバーの仕事に興味がある方はしっかりと把握してください。
Uber Eatsは、ピーク時間帯のボーナスを2種類用意しています。
ひとつはあるエリアで注文が突然殺到した時などに現れるボーナスで、マップ上にオレンジ色のゾーン(ヒートマップと言われています)が出現。個人的には金曜日の夜の渋谷などが多い気がしています。
このタイミングで配達依頼を受けると100円〜225円ほど収入がプラスされます。つまり先ほどの計算式でいうと、1km運んだら最大で625円がもらえるというわけです。配達員が少ない場合にも出るかもしれませんね。
もうひとつのピーク時ボーナスが、1週間ほど前から予告されるブーストボーナスです。これは、ランチタイムの丸の内エリアなど、混雑が予想される場所で発生。「×1.2倍」というような数字で、配達員の意欲を刺激します。もし「×1.2倍」のボーナスが発生しているエリアで1km運んだら400円の1.2倍、480円を稼げるというわけ。
さらに「×1.2倍」のボーナスタイム中に、ヒートマップが現れた場合は時給が爆上がりし、お祭り状態に♪ 1km運ぶと625円の1.2倍、750円がもらえる計算となります。ギャンブルのように射幸心を煽られている気持ちにもなりますが、これは錯覚なのでしょうか(笑)? 配達依頼の音が鳴ると、ギャンブルで当たったときのような快感を覚える人も多いという話を聞きました。その影響なのか、最近は東京都内ではブーストボーナスが出ることは稀で、出たとしても1.1倍なことが多いので、ワクワクすることもとんと減りましたが……。