アンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業する船木結が、ソロ写真集3冊目を発売した。セカンド写真集でも訪れたグアムで撮影された今作は、今までの写真集では見ることのできなかったより大人っぽい表情や、‟新しい船木結”を発見することのできる作品にもなっている。そんなアイドル人生の集大成とも言える作品にふさわしい1冊となった。インタビューでこれまでの軌跡を振り返ります。そして写真集には掲載されなかった『NewsCrunch』だけの特別なアザーカットも大公開!また、彼女が過去に登場した雑誌『アップトゥボーイ』の懐かしい写真も特別に掲載します!
生まれた瞬間からハロー!にいたぐらいの感覚
――実際にカントリー・ガールズに入ってみてどうでしたか?
船木 私、カントリーの結成を研修生として生で見ていたから、そこに自分が入ることも想像できなかったし、ももち先輩だけ優遇されているだろうと勝手に思い込んでいたんです。でも、楽屋も同じだし、何より‟ももち先輩って呼んでいいよ”と言われたときに、‟私、カントリー・ガールズなんだ!”って、いちばん実感しました。
――他のグループは‟嗣永さん”だから、そこは特権を得た感じですよね(笑)。
船木 ももち先輩は逆にどんなことを思って活動していたんだろうって思います。歳の差もかなりあったのによく一緒に活動させてくれたなって。ももち先輩と一緒に活動したのは1年半ぐらいでほんと一瞬だったんですけど、濃厚でした。
――その後、アンジュルムとしての活動が始まりましたね。
船木 アンジュに入ってから、よりパフォーマンスを好きになりました。表現することが好きになったし、見た目の部分でもちゃんとメイクをしよう、服はかわいいの着たいなって考えるようになったんです。周りがお姉さんばっかりだったので、そのおかげかもしれません。もし、アンジュに入らなかったら今の自分は絶対になかったし、どんな感じだったんだろうって思うくらいで。それくらい影響を受けました。
――そんな中、オーディションから数えると約7年間の活動に一旦ピリオドを打つことになったわけですが、卒業を決めた理由は?
船木 ハロー!プロジェクトでの活動は楽しかったし、得るものも大きかったけど、アンジュに入って新しい自分を知ることができたように、また別の場所に身を置いて、違う自分を知っていくことも大切だなって思ったんです。冒険したいなって。具体的に決まっていることはないけど、歌ったり、踊ったり、自分を表現することはこれからも続けていきたいと思っています。必ずしも表に出なくても方法はあるし、そのときの自分次第で、自分が納得するやり方に進めればいいなと。
――人生の半分ぐらいこの世界にいたことになるけど、卒業に対して不安はなかった?
船木 生まれた瞬間からハロー!にいたぐらいの感覚で、この活動をしてないときの記憶がないぐらい(笑)。すごくありがたい環境にいたし、こんなにいろんな経験をさせて頂いたことに感謝しています。そこがなくなるっていう不安はあるけど、最近は頭の整理も気持ちの整理もできてきました。たくさん失敗もするかもしれないけど、なるようになるかって感じで頑張っていきたいと思います!
――これからの船木さんがどうなっていくのか、どんなふうに成長していくのか楽しみです!