アンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業する船木結が、ソロ写真集3冊目を発売した。セカンド写真集でも訪れたグアムで撮影された今作は、今までの写真集では見ることのできなかったより大人っぽい表情や、‟新しい船木結”を発見することのできる作品にもなっている。そんなアイドル人生の集大成とも言える作品にふさわしい1冊となった。インタビューでこれまでの軌跡を振り返ります。そして写真集には掲載されなかった『NewsCrunch』だけの特別なアザーカットも大公開!また、彼女が過去に登場した雑誌『アップトゥボーイ』の懐かしい写真も特別に掲載します!
皆がどんどんデビューして、焦った時期もありました
――いつ頃からアイドルに興味があったんですか?
船木 3歳ぐらいの頃から勝手に‟アイドルになる”って思っていました。とにかく目立つことが好きで、地元の商店街でもアイドルみたいな感じで扱ってもらっていたので(笑)。ステージに立って歌うことをやりたくて、おじいちゃんおばあちゃんの同窓会みたいなのについて行って歌ったり、近所の公園のステージで歌ったりすることもありました。
――そんな小さい頃から、もうアイドル活動が始まっていたんですね。
船木 でも、当時はただ目立って皆にかわいいって言われたいな、アイドルになりたいなって思っていたくらいだったんですけど、小学2年生ぐらいのときに親が見せてくれたスマイレージさんの動画があって、小学4年生のときにそれを思い出して調べたんです。そのときにスマイレージさんの『チョトマテクダサイ!』のMVが出てきて、そこから沼にハマっていって、ハロー!プロジェクト全般を知っていきました。ハロー!に出会ってからは‟ここに入りたい“っていうのを強く感じました。
――それでオーディションを受けようと。
船木 小学5年生のときにモーニング娘。さんのオーディションを受けたんですけど、最終まで行ったのに落ちてしまって。悲しかったんですけど、ハロー!でデビューしたいし、デビューするまでの準備をここでさせてもらえるならやるしかないと思って、研修生になることを決めました。
――そこから研修生期間が始まったわけですね。
船木 私からしたら皆年上のお姉さんに見えたから最初は怖かったけど、地方組の牧野(真莉愛)さんとか岸本ゆめのちゃんと通っていたレッスンがすごく楽しかったな。でもその後、皆がどんどんデビューしていって、気づいたら研修生の中で上から3番目になっていて。焦った時期もありました。私、中学生になっていたし研修生を辞めようとしていたんですよ。それは親にも相談していました。
――それがカントリー・ガールズに。
船木 そのときすでに、親にはカントリー加入の話がいっていたらしく、引き留めないとって感じだったみたいです。実は親には言われていたんです。‟結、小っちゃいからカントリー入れるんちゃう?”って。でも、そんな理由で入れるわけないって思っていました。ほんとに何があるかわかんないですね。