初めてのパチンコは『スーパージョーンズDX』(信頼度50%)

前回は、僕が「初めてのパチンコで打とう」と決めていた、お目当ての「羽根モノ」に、ホールでたどり着くまでのお話でした。

今考えると、パチンコ屋に初めて入った人間が、純粋な羽根モノにたどり着くことができたのは、ちょっとした奇跡かもしれません。

羽根モノみたいな風体をした「権利モノ」とかも多かったですからね。初代の『ホー助くん』(平和)とか、まさにそうだよね。あれを羽根モノの感覚で打っちゃったら、たぶん大変なことになってたはずです。

現行の台でいうと「役物機っていうだけで、『トキオデラックス』と間違えて、『天龍∞7000』座ってた!」みたいな、さ。まだまだホールに羽根モノが多い時代ではありましたが、羽根モノがそもそも存在しないホールだった可能性もありますし。

で、いよいよ意を決してホールに入店し、パチンコデビューするに至った台。18歳の誕生日に、初めて打った機種、なんですが。

実は、厳密には覚えてないんです。

ただ、当時のあのお店に置いてあった台のラインナップで考えると、そして、当時の自分の性格や感性から考えると、たぶん『スーパージョーンズDX』(平和)、だったと思うんだよなあ!

〇スーパージョーンズDXのプレー動画[nobnob731さんのYouTubeより]

『スーパージョーンズDX』は、ラウンド振り分けタイプのオーソドックスな羽根モノなんですが、盤面がとてもカラフルで、しかも、盤面のデザインや役物が、スーパーマリオに代表されるような、「ファミコンのアクションゲーム」っぽい感じをしているんですよ。 

飛び込んだ玉が役物の左から右へとスロープを転がって、途中のモンスターみたいなオブジェを掻いくぐっていきます。スロープの最後にはドラゴンのしっぽを模したストッパーがあるのですが、それが上がっているタイミングで、うまく抜けて、転がり切ったらV入賞! みたいな台です。たいていの玉はしっぽに邪魔されて奈落へ落ちてしまいます。

もちろん、そんなゲーム性をしっかり知るのはもっと後になってからのことですね。以前の連載でも書いた通り、ゲームが好きだった、そしてゲームクリエイターになりたかった僕は、フォルムを見て「ゲームっぽくてなんか面白そう!」っという理由だけで座ったんだと思います。