初めてのホール選んだ理由は「家からいちばん近い」

いよいよ「ホールで実際にパチンコを打ってみよう」と思ってやってきた18歳の誕生日。文字通り不安と期待が入り混じるなかでのデビュー戦です。

どうやって捻出したのか、もはや覚えていませんが、18歳のガキには大金とも言える、とりあえず、とりあえずの1万円を握りしめてですね、勝つか負けるかもわからない勝負です(そもそも、もし玉が出たときにどうしたらいいのかも、よくわからない)。

でも、俺はパチンコが打ってみたいんだ。

もしかしたら、この1万円は簡単になくなってしまうかもしれない。

初心者がいきなり簡単に勝てるとも思えない。

けど、この1万円。これはもう負けたとしても、勉強料と割り切ってパチンコを打ってみよう。

そんな決意でした。うーん、我ながら今思い返してみても、こんなこと思いながら初めて1人でパチンコ屋行ったヤツなんて、そうそういないんじゃないんだろうか。

ホール選びは正直適当で、家から自転車で5分~10分くらいの距離、っていうホールにしたんだよな

僕の出身地である石川県は、当時からパチンコ屋のテレビCMが盛んで「明日10時!! 明日10時!! 新台入れ替え、大オープン!!」みたいな、ローカルCMがひっきりなしに放映されていました。だからこそ「ずっとパチンコ行ってみてえなぁ」といった気持ちが、ずっと消えなかったのかもしれませんね。

わりと最近は、やはり規制の影響でおとなしくなってしまって、ただおシャレなだけのホールCMが増えたような印象があります(それも地方に限った話になりましたが)。そういうCMを打っているようなホールに行くべきだったのかもしれませんけど。

今でこそ勝ちたいと思ったら、ホール選びが一番重要なファクターであることは、もはや述べるまでもありませんが、当時はP-Worldすらありませんからね。自分の行動範囲内にある「いちばん近い」というだけの、完全になんとなくのホール選びでした。