6月19日(金)から『ルミネtheよしもと』で再開された有人公演。その記念すべき最初の舞台で爆笑漫才を披露したのがトータルテンボスです。そこで大村朋宏さんと藤田憲右さんのおふたりに「コロナ時代の漫才」について、時に面白く、時に真剣に語っていただきました!
これまでは漫才を“こなして”いたのかも(藤田)
新保 はじめまして新保です。今日は『Zoom』取材ですがよろしくお願いします。
藤田 お願いします!
新保 あとは大村さんの入室待ちですね。
藤田 あれ、これ、何? すごい、俺。
新保 藤田さん、めっちゃ逆光です(笑)、シルエットになっています!
藤田 電気をつければいいんだな。よし。あ、ちょっとごめんなさい、いまパルシステムが来ちゃったんで。
新保 パルシステムが(笑)。全然大丈夫ですよ~。大事ですよね、パルシステム!
藤田 ちょっとだけ待ってくださいね(……と言って席を外して30秒後に戻ってくる)。お待たせしました。大村は何してんだろう。あ、(入室のアカウントURLを)コピーするやつのやり方がわかんないってスマホに来た。便利なんですけどね。URLだけで入れるし。
新保 たしかに。あ!
大村 こんにちは。やっと入れました~。
新保 こんにちは。今日はよろしくお願いします。
大村 よろしくお願いいたします。こちらの声は聞こえますか?
新保 あ、聞こえてます。大丈夫です。では、さっそくですが、今回ワニブックスのニュースサイトが新しくできまして、そちらの取材でぜひトータルテンボスのお2人にお話をと思いまして、オファー出させていただきました。まず舞台についてお聞かせください。吉本興業さんが6月19日から、感染防止対策徹底のもと、お客様にご入場いただいての劇場公演を再開したということで、私は「ONLINEチケットよしもと」のオンライン配信で、おふたりの漫才を拝見しました!
藤田 ありがとうございます。
新保 すごく面白かったです。110日ぶりに再開されたわけですけど、実際にお客さまを前に舞台に立たれてみていかがでしたか?
藤田 率直な感想で言うと楽しかったですね、本当に。久しぶりだったし。でも、やる前はめちゃめちゃ緊張しました。もう今まで、こんなこと言って会社の人間に聞かれたらなんですけど、これだけ緊張するってことは、ひょっとしたら(コロナの感染拡大前は)こなす感じでやってたのかもなって。
新保 おふたりは舞台をメインに長年やってらっしゃるから、知らず知らずのうちに慣れてしまった、と。
藤田 もう(漫才を)呼吸と同じ感じでやってたような感覚だったんですけど、あらためて期間を置いて、ちょっといつもとやり方が違うのと、(コロナの感染拡大という)状況も状況っていうのもあって、そこで漫才をやるってなったときに、やっぱりすごく緊張しましたね。なんかニヤニヤしながらやってましたね。
新保 ニヤニヤ! 嬉しさもあったんでしょうね。大村さん、いかがでしたか?
大村 当日は、アクリル越しに2メートル弱離れて、センターマイクも2つでやったんで、これはどうなんだろうと思って。正直、漫才って言えんのかな、みたいな。距離感もちょっとわからないですし、すごい不安でいっぱいだったんですけれども。「お客さんも笑ってくれんのかな」なんて思ったんですけど、それは関係なかったですね。
新保 お客さん、ウケてましたね(笑)!
大村 もう、めちゃくちゃウケていただいて。